こんにちはokanoです。
お客様とのお打ち合わせが始まりご購入された中古マンションの
現地調査がはじまってきました。
今回はリフォーム前(解体前)の現場確認について書きたいと思います。
まず、我々はリノベーションを前提にマンションをみているので、
1)実際の寸法は?
2)床、壁、天井の仕上げの奥はどうなっているのか?
3)給湯やガスなどの設備はどうなっているのか?
といった点が現状確認の際に設計者として気になるところです。
1)や2)は販売図面をもとに現地で採寸を行い図面化することで
室内の壁の厚みやPS(パイプスペース)のサイズなどを検証していきます。
(頭の中はスケルトンにした状態をイメージしながら進めています。)
また、天井を解体してスケルトンのままにされたいお客様が多いですが、
天井がどのくらい高くできるかの検証は、ユニットバスの「点検口」から
天井裏の状態を確認したりしています。
↑このようなことろから頭を突っ込んで確認!
↑壁と天井の躯体が確認できました。
↑こちらは、タイル貼り(在来工法)のお風呂にユニットバスをリフォームされておりました。
天井のスラブなどもろもろ確認できました!(外からでは分からないですね。。。。)
そして、リノベーションの設計をする際に気になるのが3)の設備関係です!
間取りの変更をする際に一番ネックになってくるのが「設備」なので、
これは気になって仕方ありません。。。
最終的に排水管はPSへつながっていきますし、お湯は給湯器から送られてきます。
キッチンのレンジフードなどは位置を変更しても現状の排気口へつなげなくてはなりません。
ですので、配管経路などをちゃんと計画しながらリノベーションプランを設計するためには、
初期段階でこの設備の状況をある程度ちゃんと把握しておく事が肝心なのです。
↑奥の壁の向こうにPSがある場合、壁に配管しているケースが多いですね。
これだとトイレの位置変更に制限がでてきそうな気がします。。。
↑こちらは給湯器がベランダに設置されており、壁にガスと水道管がつながっています。
が、しかし、そのあとの室内側の配管が全く確認できませんでした。。。
予想すらできないケースも希にありますので、その場合は竣工図面や管理組合への確認も
必要になってきます。
いやはや、現地の確認は奥が深いです。
解体してから「やっぱりできませんでした・・・」とならないように、これからも
現地調査の際は目をギンギンに光らせて望みたいと思います!!!
(okano)
そうして出来上がるのが、リノベーション事例!