理事会とオリンピック跡地

理事会とオリンピック跡地

物件を選ぶ際に重要なことに管理規約があることは前々回でも書きました。

それは、例えば、床の遮音性能の制限だったり、床材の制限だったりします…が、

他にも、専有部分の大規模な改修工事が認められていない、ということも(まれに)あります。
以前あった例で言いますと、200戸以上のマンションながら、
管理会社が入っておらず、自主管理で運営されているマンションでした。

その物件は、理事会に
「給排水は共有の管をいじるわけじゃないから安心ですよ」や、
「荷物を運搬する際等に養生ではご迷惑をおかけします」
としっかり説明・プレゼンテーションをすることでOKをいただきました!

何よりも、何年も住み続けている理事会の皆さんが、私たちのプレゼンテーションで
「こんなにかっこいい空間ができるのか!」や
「できあがったときにはぜひ、案内してくれ」
なんて意見をいただいたのは嬉しかったですね。

そうやって一つのマンションの理事会が、
リノベーションができるようになったことは大きな社会的な意味がある、と思いました。

これからの時代、リノベーションすることができる、ということは、
マンションの価値を上げることの一つなのかもしれません。

写真は、全然関係ありませんが、
留学中に旅行で訪れたアテネ郊外に建つオリンピックスタジアムです。
設計者は、サンティアゴ・カラトラバです。
行ったころはちょうどギリシャの経済危機の次の年でデモが行われていたりした年でした。

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会場跡地は郊外ということもあるけれど、
広大で、誰もいなく、落書きがされている場所もあったりして
とても寂しく感じました。
現在、すごく大きな問題になっている国立競技場ですが、
この写真を見て思い出すと、不安に思ったりもします。

(sagayama)

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