団地マニアなEcoDecoスタッフが綴る最新の東京リノベーション事情

物件を読むコツ教えます-vol.10:室内設置の給湯器にご注意!

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こんにちはokanoです。
まだまだ暑いですね〜。

今回は久しぶりに「物件を読むコツ教えます」を書きたいと思います。
前回で終わったかと思いきや、続編です!
(書こうと思えばまだまだありますよ〜)

さて、今回は「給湯器」です。
皆さんご存じのお湯をつくるあの機械ですが、中古マンションで
リノベーションをする際、たまにネックになってくるのが室内に
設置されている場合なのです。

それはなぜか?と言いますと、今の給湯器の主流は屋外設置となって
います。なぜがというと、室内でガスを燃焼させることは危険が
伴うからなのです。
もしガスを燃焼させる際に十分な空気が得られなかったらガスは
不完全燃焼となってしまいます。そうすると室内には一酸化炭素が
充満してしまい、人命に関わる事故が起こってしまうかもしれません。

という訳で、今は給湯器は屋外設置が基本です。

もちろん今でも室内設置型の給湯器は販売されていますし、
室内設置型は「特定保守製品」という扱いで定期点検を受けるように
なっていますので、ちゃんとメンテナンスしていれば危険は回避できる
ような制度が整えられています。(リンナイのHP

じゃー、何が問題なのか!?
それは「追い炊き」ができないかもしれない!ということなのです。
「追い焚き」って生活リズムが違う家庭では必須だったりしますよね。

リノベーションで追い焚き機能付きの給湯器に交換したいという要望は
設計していてあまり聞きません。
なぜなら、みなさん給湯器を交換したら当然追い焚きできるようになると
思っているから!まさに盲点なのです。(だからコツなのです、、、)

物件を内見した際にこんな風に給湯器が室内に設置されている場合は
本体にシールが貼ってあるので、そこに書かれた品番をメモして
メーカーに確認することをオススメします。


給湯器から出ている管は「給気用」と「排気用」です。
これが外壁まで延びていて、外壁には給排気口が設置されています。

↓こんな感じで。


中古のマンション見ているとよくあるケースなので、
「またかぁ〜」程度なのですが、、、、

一番良いのは、管理組合や管理会社に確認して、屋外設置に変更することです。
その方が室内も有効活用できますし!

外壁に穴を空けることをNGにしているマンションがほとんどですが、
排水勾配のようなコトは考えなくてよいので、既存の穴を上手く
活用すれば割と簡単に屋外設置に変更できますよ!
(工事申請でOKをもらう必要がありますが、、、)

過去の事例としては、、

【M様邸の場合】
洗面室に変更した部屋にある給気口を利用して屋外に設置

こんな感じで床下を配管

【U様邸の場合】

バルコニー側の壁にある給気口を利用して屋外に設置

こんな感じで梁に沿って配管

こんな感じでいろいろ解決策はありますが、内見時には要チェックです!
okano

======物件を読むコツ教えます 目次=============
物件を読むコツ教えます-vol.1:解体して見えるものを予測する
物件を読むコツ教えます-vol.2:マンションにも快適なバスタイムを!
物件を読むコツ教えます-vol.3:トイレの位置変更は難しい、、、なぜか?
物件を読むコツ教えます-vol.4:キッチンは排水と排気が決め手(その1)
物件を読むコツ教えます-vol.5:キッチンは排水と排気が決め手(その2)
物件を読むコツ教えます-vol.6:K様邸@中目黒の場合どうだったか?(その1)
物件を読むコツ教えます-vol.7:K様邸@中目黒の場合どうだったか?(その2)
物件を読むコツ教えます-vol.8:解体後の壁は表情豊かですよ!
物件を読むコツ教えます-vol.9:構造も部屋の雰囲気には重要!
物件を読むコツ教えます-vol.10:室内設置の給湯器にご注意!

物件を読むコツ教えます-vol.11:天井のいろいろ教えます!
物件を読むコツ教えます-vol.12:床のいろいろ教えます!
物件を読むコツ教えます-vol.13:番外編(耐震のコト1)
物件を読むコツ教えます-vol.14:番外編(耐震のコト2)
物件を読むコツ教えます-vol.15:団地の浴室(1)
物件を読むコツ教えます-vol.16:団地の浴室(2)

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岡野真弥

岡野真弥

1級建築士・宅建士  リノベーションコーディネーター兼設計スタッフの岡野です。元々は建築士として設計にずっと関わってきましたが、設計だけでなく、不動産やお金の知識も身につけてトータルに人の生活に関わっていきたいとコーディネーターも兼務することに。「ライフスタイルのデザイン」を提案できるように、日々お客様と向き合っています。
岡野真弥

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