“特別”と暮らすリノベーション〜水回りを移動させるには〜

“特別”と暮らすリノベーション〜水回りを移動させるには〜

こんにちは!Natsukiです。

今日は旗の台リノベーション第5回!

》》旗の台リノベーション《《
第1回:〜ブレずに出会った、特別なお部屋〜
第2回:〜躯体現しを叶えたい!〜
第3回:〜計算されたプライベートスペース〜
第4回:〜物語のあるキッチン〜

第5回は水回り編です。

今回の物件、もともと水回りの位置はこんな感じでした。
図面
洗面室や浴室と離れ、トイレだけがリビング側にありました。
キッチンも広げたいし、やっぱり水回りはまとめたい!
ということで…

701平面図 v2013
洗面所と浴室の近くまで、大移動計画を決行!

ただ、今までEcoDecoブログをご覧頂いている方はご存知かと思いますが、
水回りの移動って、いつでも自由に移動できるというわけではないのです。
なぜなら、水がしっかり流れるように管に勾配をつけなくてはならず、
床を大きく上げなくてはいけない可能性があるから。
okanoの過去のブログも参考に!
物件を読むコツ教えます-vol.3:トイレの位置変更は難しい、、、なぜか?

また上の図をご覧頂くと、キッチン横にPS(パイプスペース)がありますよね。
実はこのお部屋、
洗面、浴室、トイレのなど全ての排水が、このPSに集まっているんです。

ここでのポイントは2つ。
①PSと距離が離れている浴室と洗面所の配管がどうなっているのか?
②位置を移動させることによって、PSと距離が離れるトイレの配管がどうなるか?

こうなっています!⇩

IMG_1120

①浴室や洗面所の配管
フローリングの下のコンクリート床が
配管がある部分だけ窪んでいるのが分かりますか?
そう、コンクリート床の上に配管されていたのではなく、
コンクリート内に管を通すスペースがあったんです。
そのおかげで、もともとのお部屋は浴室と洗面所がPSから離れていたにも関わらず、
勾配のために床を上げる必要がなかったんです。

②トイレの配管
床下の配管スペースには、トイレ用の管を通すスペースはないので、
床上に配管する必要があります。
つまり、トイレの位置を移動させることによって、トイレの配管は
床上でしっかり勾配をつける必要が出てきました。
その結果…

写真 1
ちょっと分かり辛いですが、、、
廊下部分に段差が生まれました!

この段差、最初はどう感じるかな〜?と気にされていましたが、造って良かった!
廊下やプライベートスペースとのメリハリができたんです。

写真 3
ちなみに、トイレはこんな感じ。
床材には、「ボロン」という素材を使用しました。
ビニル素材が編み込まれていて、耐久性や遮音性に優れ
オフィズや店舗にもよく用いられる素材です。
汚れが中に染み込まないか気にされるかもしれませんが
ビニルが強力に編込まれているため、水分をこぼしても染み込んでいくことはなく、
サッと拭き取ることが可能です。
色んな編込み方や色があるので、バリエーションも豊富なんです♪

このプロジェクトの中で、一番大きく変化した水回り。
皆さんも水回りの移動を検討する際は、どういった工夫が可能か
EcoDecoスタッフに聞いてみてくださいね!

(Natsuki)

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