団地マニア

光が丘パークタウン大通り北(東京都練馬区)

団地マニアによる団地フカボリレポート

団地マニアスタッフが東京近郊でみつけたおすすめ分譲団地をフカボリする「マニアおすすめ団地」シリーズ。今回は駅前にいくつもの団地がある練馬区光が丘エリアの団地「光が丘パークタウン大通り北」を不動産担当の栗原がレポートします。

「光が丘パークタウン大通り北」って?

1984年3月に建てられた、「光が丘パークタウン大通り北」。光が丘パークタウンとは練馬区北部に位置し、練馬区と板橋区を跨ぐように建設された新興住宅地と公園の総称で、米軍施設「グラントハイツ」跡地の広大な敷地を利用し、建設されました。1972年ごろに団地計画が策定され、約10年後の1983年に晴れて「ゆりの木通り北・南」第1期入居が始まり、順次入居が進みました。2004年に「ゆりの木通り33番街」が建設され、全ての事業が完了。団地としては比較的後期に建てられたため、新耐震基準でかつ周辺環境の良さから空きが出てもすぐに入居が決まってしまうような非常に人気が高い場所になっています。こちらの団地群はそれぞれの最寄り駅から「光が丘エリア」と「赤塚エリア」に大きくエリア分けされています。

 

今回の「大通り北」は光が丘エリアに所在している1号棟から4号棟まである団地のひとつ。11階建てと14階建ての高層棟がそれぞれ並んでいます。

 

▷駅にある光が丘駅周辺の案内図。駅前の好立地の多くが団地!

 

光が丘6丁目の約1/3がこの団地で占められていて、他の多くの団地と同じく広い敷地には保育園や公園が隣接しており西側には練馬区立光が丘第一中学校があります。

 

最寄りの「光が丘駅」ってどんな駅?駅からの団地へのアクセスも。

こちらの最寄駅になる都営大江戸線「光が丘駅」は始発駅となっているので座って新宿を始めとした都心方面へのアクセスができ、かつ朝の通勤ラッシュ時間帯には約3分間隔で運行しているという徹底っぷり。大江戸線が全線開通になってからは新宿・青山・六本木・汐留・大門などにも電車一本で行けるようになり、さらに利便性が高まりました。

 

▷駅直結の光が丘IMA。開放的な吹き抜け空間です

 

最寄りの光が丘駅からA4出口へ上がって駅直結の商業施設「光が丘IMA」を右手にまっすぐ西へ進むと「光が丘パークタウン大通り北」が見えてきます。大きい道路沿いながら、遊歩道や陸橋がしっかりと広めに整備されていて、これなら歩いていても自転車の心配や、ベビーカーを押していたりしても道幅に余裕があるので安心して帰れそう。ランニングしている人たちもちらほら。

 

 

団地だけでなく街全体の設計に住む人たちへの配慮を感じます。駅前は賑わいながらも、しっかりとゆとりのある歩道があるのは嬉しいですよね。最近では近隣にもマンションや住宅地建設も進み、より便利で活気が溢れる場所になっています。

 

生活に便利すぎる商業施設「IMA」と身近な行政施設

駅直結のショッピングセンター「IMA」には「イオン練馬店」、「LIVIN光が丘店」を始めとしたスーパーのほか、無印良品にユニクロ、ダイソーやIMA専門店街が入っていてなんとその数・約120店舗!無論、平日・休日問わず多くの人で賑わっています。

 

▷1階テラス。外のテラスで休憩したくなる開放的ですてきな場所

 

 
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スターバックスなどのカフェやアパレル店舗も並ぶ

1階のテラスや4階のフードホールなど小さなお子様連れでもショッピングを楽しめる場所になっているのは嬉しいところ。四季折々にファミリー向けイベントやフェアもやっていて、そういった所でも小さなお子様連れで遊びに行くのもありかも。また、子供がある程度大きくなっても、近所にこういった施設があれば親の目から離れても安心して遊びに行かせたりすることができますよね。そのほか光が丘駅からは別出口からの直結で区民センターもあり、こちらには児童館も併設されています。そして区民センター横には光が丘郵便局、その横には光が丘警察署もあって公共・行政施設がぎゅっと詰め込まれたような感じに。

 

団地の周辺には内科をはじめとした医院やクリニックも多く、団地から歩いて約11分ほどの距離には総合病院である「練馬光が丘病院」もあります。こちらの病院は夜間でも休日含め、24時間の小児救急対応も行っているので安心。こういった病院が徒歩圏内にあるのはすごく心強いです。

 

街全体が単身者・ファミリー世帯・高齢者世帯の隔てなく暮らしやすく、長年住み続けられる構造になっているのが秀逸です。

 

教育機関・教育施設について

「パークタウン大通り北」の敷地内には「あかねの森保育園」が併設されていて、こちらは7時開園で最大20時まで延長保育も可能です(2022年5月現在)。園庭が1号棟のバルコニー側から見えるので場所によっては子供が遊んでいる姿をお部屋から見られるかもしれません。また大通り沿いを少し歩けば練馬区立「光が丘第八保育園」もあります。

 

 

ひとつは団地の敷地内、もう一方の保育園も団地から徒歩4分圏内ということもあって、お子さんの送りやすさ・迎えやすさだけでなくこういう所から自然と知り合いの輪が拡がったり、コミュニティーが出来ていくのは羨ましい。土地勘があまりない、新しく入ったファミリー世帯の人たちにも優しい環境です。

 

徒歩15分ほどの圏内には「光が丘さくら幼稚園」、「光が丘むらさき幼稚園」といった幼稚園もあります。教育の考え方や共働きなどのそれぞれのご家庭にあったいろんな選択肢があるのも光が丘の魅力のひとつです。またこちらの区域であれば、私立でない限り小学校と中学校は練馬区立「光が丘四季の香小学校」と「光が丘第一中学校」へ進学するかたちに。こちらはどちらも徒歩約5分で通学できます。

 

団地内の雰囲気

敷地の外から続く遊歩道から、保育園を通り過ぎて敷地内に。取材に訪れた時がちょうどお昼過ぎだったため、お子さん連れのママさんがちらほら。先述の隣接されている「光が丘四季の香小学校」の方面からも小学生の男の子と女の子が6人くらい集まって、なにやら楽しそうに下校中でした。「今日は〇〇のウチに集合だからねー」と元気が良くてよろしい。

 

▷広いエントランスホール。談笑したり、待ち合わせするのでしょうか。ベンチがありました

 

▷エントランスホールまではゆるやか〜なスロープ。大規模修繕中でした

 

各棟のエントランスをそれぞれ見てみるとエレベーターホールは広めの造りで入口にはスロープも併設されています。これならベビーカーや車椅子なども通りやすくていいですね。エレベーターも各棟に1~2機ずつあり、混み合うことも少なそうです。団地の各棟が取り囲む中庭スペースは遊歩道、駐車場で構成されています。植栽の他にもケヤキの木などの植樹もあって緑が間近で感じられるような中庭になっています。

 

 

取材に訪れたときには中庭を挟んだ1号棟と3号棟から鯉のぼり達が並んでいて、気持ちよさそうに空を泳いでいました。エントランスの中もそうでしたが、外の植栽の剪定やお掃除もしっかりと行き届いているようです。3号棟には管理事務所と、集会所が併設されています。こちらでは理事会のもと、複数の専門委員会が組織されていて防災だけでなく、駐輪対策や生活環境に特化した委員会まであるとのこと。新築当初から、30年以上に渡ってよい暮らし・町会づくりを目指してきたそうです。

 

▷集会所。団地らしいのぼり

 

また、町会主催で敷地の中でも餅つき大会や夏祭りなどの催し物や地域活動が定期的に行われているそうです。今回の鯉のぼりもその一つだったんですね。

 

▷整えられたゴミステーション。大きなボックスの中にいれていくようです/p>

4号棟の後ろ側にも駐車場と共用ごみステーションが設けられています。大きなコミュニティーになるので、ごみ置き場もしっかり広めに造られています。ごみ置き場を見てみるときちんと屋根で囲われていて、しかもこんなに世帯数が多いのにまったく散らかっておらず管理環境も非常によさそう。広くて住環境が良く見えても、経年するにつれこういった共用部分がつい荒れがちですがこちらでは管理員さんや住民の方達の意識の高さが垣間見えます。

 

 
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自然が溢れる公園がたくさん!

▷遊ぶ人、談笑する人、休憩する人…常時誰かがいるような憩いの場。都内とは思えない豊かな緑でした

この団地には子供が遊ぶにも、大人達のちょっとしたリフレッシュもできる緑豊かな「四季の香公園」が敷地に隣接されています。公園内を歩くと広さにちょっと驚き。ここなら走り回りたい盛りの子供を思う存分遊ばせる事が出来そう・・・。大きな道路や横断歩道を渡らなくても、こういった公園にそのまま連れて行けるのは子供がいるご家庭だと安心できるんじゃないでしょうか。植栽・植樹もたくさんあり、広場も複数あって園内の遊歩道にはベンチも。散策しているとお子さん連れだけでなく、カップルの方から高齢者の方々まで年齢層関係なく多くの人たちが行き交っていました。

 

また団地から徒歩12分ほどのところには「光が丘公園」も。こちらは先ほどの公園よりも更に大きく、ちょっとしたお散歩や、子どもを連れて遊ばせるにも最適です。(東京ドーム約13個分の面積だそう!大きい!)子供が走り回っても大丈夫そうな芝生広場やちびっこ広場だけでなく、ランニングトラックも併設されています。その他には野球場、体育館、図書館、プール、テニスコート、歩道沿いにはバスケットコートもあり、その時々で色々な楽しみ方ができます。

 

▷こちらはもっと広くてびっくり!そしてとても手入れが行き届いているんです

 

他にも近隣の公園の中には光が丘パークタウン大通り北とも陸橋で繋がっているところもあって、ベビーカーを押したままでも自転車に乗ったままでも遊びに行けることができますし、小さい子どもだけでも安全に歩けるのが良いですよね。

 

▷隣地や駅まで遊歩道で行けます。自転車も乗れるので危なくないのかな?と思いましたが、行ってみると幅広で安心

 

こんな方におすすめ!

振り返ってみると、「光が丘パークタウン大通り北」のオススメできるポイントは、その駅までのアクセスの良さだけでなく日々の暮らしにおける利便性の高さ、ゆとりのある歩道や街の構造、そして緑が溢れる環境にあると思います。

 

▷車がすれ違えるのでは?と思うほどゆったりとつくられた歩道。両脇が緑というところもよかったです

 

単身、カップル、ファミリー、高齢者まで様々な世帯が住み心地の良い環境が揃っている光が丘は郊外の良い部分と利便性を兼ね備えている点が素晴らしいと感じました(大きな河川がない分、水害面のリスクも少なめなのもいい)。団地の近隣には多くの公園、スーパー、役所、公共施設や学校までが揃っています。また、光が丘団地内の各住区は歩道橋で結ばれており、基本的に道路を横断せずに生活が出来ます。

 

▷せっかくなので降りて遊歩道を見上げてみました。このように歩車分離されているんですね

 

“歩車分離”を意識した街づくりのお陰でほとんどの場所へ歩道橋を通っていくことができ、小さな子供がいても安心。近くには緑が多く、子供達を連れて行ける大きな公園や商業施設(←これ大事)そして保育・教育環境ともに充実しているのがいいですよね。先にもご紹介したように、この団地で行われる催し物や保育園、遊び場など周辺には、他の世帯との交流が自然と生まれやすい環境が整っている点もポイント高いです。(我が家は幼稚園が始まるまでは他世帯との交流は皆無に等しかったです)キッカケが無いと自分達からはこういう輪ってなかなか入れないので、土地勘のない初めて住む人にとっても、ありがたいところですよね。一般のマンションではなかなか得られない環境がこの団地には揃っているのではないでしょうか。都心へのアクセスもしやすく、「通勤や通学時間のことを考えると都心が良いかも…。でも、緑がある落ち着いた環境で暮らしたい・子育てがしたい」っていう方には打ってつけの団地だと思います。ずっと人気である所以がわかりました。

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