リノベーションの鍵は建具にあり〜vol.4〜

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建具の設えを考える。

空間に映える建具。空間に溶け込む建具。

壁面と見間違えるような大きな建具。かたや猫専用の小さな建具。

建具と言っても千差万別。

色々な建具の設えを紹介致します。

リノベーションの鍵は建具にあり

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こんにちは。okadaです。

今回で4回目となる建具のお話。
まだまだお話は続きます。

さて、今回は丁番のお話。
蝶番と書いたりもしますし、「ちょうつがい」とも呼ばれますね。
この丁番にも沢山の種類があります。
カタチが違っていたり、機能が違っていたりと様々。

代表的な丁番は「旗丁番」。
下の写真のようなものです。

内装の建具では、この丁番をつかう事が本当に多いです。
一番安価です。

それでは旗丁番以外によく使う丁番は?
僕は、比較的下の写真の右側の建具に使っているタイプを使う事が多いです。
建具の上下に取り付けるタイプです。
「ピンポイントヒンジ」と呼ばれます。


なぜこの丁番を使うのかというと、目立たないからです。
この目立たない理由は、旗丁番が、
比較的目線に近い位置に取り付いているのに対し、
ピンポイントヒンジは、建具の上下に取り付くので、
視界に入りづらいからかなと思います。
それに比較的安めです。

目立たない丁番はもっとあります。
「隠し丁番」と呼ばれるもの、
「ピボットヒンジ(埋込型)」と呼ばれるもの。
これらの丁番の方が目立たない、というか、
丁番が全く見えません。
但し、高い!!
ですので、ココだけは、どうしても目立たせたく無い!
という箇所のみ上記の目立たない丁番を使う事をお勧めします。

ちなみに、この収納の扉には上記の丁番はあまり使いません。
一番使われるのは、スライド丁番。
家具の扉にもよく使われています。


建具の表側には何も見えないのですが、
建具の内側には上の写真のように丁番が見えてきます。
部屋を仕切る建具に使う事も出来るのですが、
室内にこの機構が見えてくるのは、
ちょっと嫌ですよね。

上記以外にも、
平丁番、フランス丁番、自由丁番、ピアノ丁番、
グレビティヒンジ、フロアヒンジ、ピボットヒンジ
などなど。。。。。

種類が沢山で困ると思いますが、
そこは、設計者の腕。

適材適所で、その建具・その空間にベストな丁番をご提案致します!

(okada)

soudan600_100

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