緩む贅沢

内装に関わる仕事をさせていただいていてよく思うのは、
どういう時間で毎日を過ごしたいかを
教えていただいている仕事だということです。

時間の過ごし方はもちろんみなさまそれぞれなのですが、
先日お引き渡しとなった目黒のお客様のメールでは
ブラインド越しの朝の光や、
開口を大きく設けた浴室で湯船にじっくり浸る時間を
楽しんでいただいているとのことでした。

日頃忙しくお仕事をされている方で、
美味しいものやご自身の好きなものもたくさんご存知。
家の中を物事で満たすというよりも、
新居では何かをするわけではない淡々とした時間を
ゆったりと過ごしていただくことが一番贅沢ではないでしょうか?
という方針で設計させていただきました。

これから引越しの荷物が収まって行ったり、
ものや家具が落ち着いて行って
その方の住まいに馴染んで行く姿を見せていただくのが楽しみです。
またこちらでもご紹介させていただく機会もあればと思います。

(kobayashi)

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