築50年の建物の味わい

こんにちは、kuwayamaです。

中古マンションをリノベーションする際に
多くの方が質問されること。それは、
「サッシは交換できるのか?」

築年数が経ったマンションの場合、
建て付けが悪くなっていたり、
錆や汚れで見た目が汚くなっていたり、
防音や断熱の性能が気になったり、、

築古のマンションでも部屋の中は
ぜーんぶガラっと好きな様に変えられると
思われがちですが、基本的には、
「サッシ=共有部分」のため、個人で変更ができず、
交換するタイミングといえば、
大規模修繕工事の一環で行われることが多いです。
※マンションによっては申請や費用自己負担などで
交換できることもあります。

そんな感じで、築年数の経った建物のサッシは
ネガティブな印象を持たれることが多いですが、
古いからこその良いところも!

最近、福岡在住の友人が自分のアトリエ用に
DIY可能なビルを借りたそうで写真を送ってくれたのですが、
築50年のビルの味わいが何とも堪らなく素敵で!
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仕上げを剝がした壁や梁の経年具合もさることながら、
一番の個人的ときめきポイントは、サッシ枠の細さ。
おそらくスチールのフレームだと思いますが、
最近のアルミや樹脂のサッシと比べるとしゅっとしていてかっこいい。

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すりガラスも含めて、おそらく全て50年前のオリジナルのまま。
和室の1.5間分まるまるサッシなので、きっと冬場の冷気は
なかなかのものだと思いますが、とても明るく開放感があります。

DIYに家具を配置した様子がコチラ。

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半世紀前のものなので、今同じものを作ろうと思っても
難しいであろう、時の流れで積み重なった味わいがあります。

中古マンションをガラっと現代的にリノベするのも
外観とのギャップがあって面白いですが、
古き良き部分をうまく継承していくのも醍醐味のひとつですね。

kuwayama

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