住居者構成 : 二人暮らし

面積 : 81㎡以上

団地マニア

楽しみのベース

この家に出会うまでの間、新築戸建やマンション、注文住宅…様々な住まいの形を模索し、「中古マンションでリノベ」を選んだI様ご夫妻。お住まいになって1年で「ようやくベースができたような感じ」と仰る暮らしづくりの過程と今、そしてこれからを伺いました。


トータルで担当をした小林がインタビュアーを務めます。

Profile
I様邸@検見川浜
30代ご夫婦/ 81.44㎡/2019年6月竣工

BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

暮らしてみてどうですか?

キッチン

奥様:人を呼ぶようになったので、友達や家族が家にすごい来てくれるようになったんです。というか、料理上手の友達とか家族がちょいちょいご飯作りに来てくれるんです。この間も私が仕事の間に、友人と主人が二人で買い物に行ってくれて。家に帰ったらディナーができていました。

ご主人:私はその時、なぜかガトーショコラを焼きました(笑)。

そういえば、設計の打ち合わせの時ご主人は料理はせずに専ら洗い物担当という話がありましたね。ご主人も料理をされるようになったんですね。

ご主人:いや、このキッチンになってから、妻がこれまで以上に料理をしてくれるので、その時はたまたまです。

 

キッチン

▷右手にあるキッチンの天板は、標準の650mmよりも奥行がある780mmで製作。食洗機の扉も他の扉と意匠を合わせて主張しないように収めてある。

奥様:そうなんです、このキッチンだと楽しいし、やりやすくて。天板が横にも奥行きにも広いので、ばーっと広げて作業ができますし。

ご主人:二人が別々のことをできる広さもありますし、足りなければテーブルも近いのでいろんなところで作業ができるんです。食洗機も入れてよかったです。洗い物担当の私の負担が激減しました。

奥様:収納もいっぱい作ったので、どこに何が入っているか私以外の料理する人もわかりやすいみたいで、ちゃきちゃきやってくれています。

ご主人:妻は私が知らないうちに収納を整えてくれているんです。実はちゃんと収納されすぎて、どこに何があるかわからなくしまったこともあって(笑)。それからは収納にラベルをつけて私にもわかるようにしてもらってます。

キッチン収納

▷キッチンの引き出しは大きな扉があってその内側に内引き出しがある形式。閉じているときは扉の分割や取手が少なくすっきり見える。

パントリースペース

▷奥さまによって整えられたキッチン横の収納。

こうした方がよかったというところはありますか?

ダイニングキッチン

ご主人:あんまりないんです。

奥様:あとは家具とかインテリアでもっと色々やりたいなっていうくらいかな。

ご主人:白い壁が多いので、もう少し絵を増やしてみたいなと思っています。今までアートとかあんまり考えたこともなかったので調べていくのが面白くて。フロアランプも置きたいなあと思っていて、探すとといい感じのものがあるんですよね。この前照明のセミナーにも参加してきました。

玄関ホール

▷玄関はドアを開けた正面に間仕切りの壁を立て、収納を造作。部屋からも玄関側からも通れるウォークスルー式で使いやすい。

奥様:主人の趣味の幅が広がった感じがします。主人の家族も知らなかったみたいで、「家具、そんなに好きだったんだね?」って言われています。

ご主人:これを今の家のここにおいたらどうなるんだろう、というイメージのベースができてきたので。今の家は私にとって「最低限のものがある」みたいな感じなんです。最低限に随分お金も使ってしまったんですが…(笑)。ただどれも「これから一生使うぞ」ぐらいのものたちばかりで、それにプラスしていってもっといい家にして行くのが楽しみです。

リノベ後の暮らしの想像がついた

インタビュー

そんなに気に入ってくださっていますが、確かEcoDecoにお声がけいただく前にかなり良い物件に出会っておられたと聞きました。

ご主人:一件、ありましたね。もうギリギリどうしようかなというくらいまで行って、二回内見もして購入の申込書も書いたんです。

申込書を書くって、相当いい物件だったってことですよね。もし仮にまだその物件があってこの物件と比べるとしたらどうですか?

お二人:いやー、そこじゃなくてよかった(笑)。こっちだね。

それだけ強く言い切れるところって、どんなところからなんですか?

ワークスペース

▷寝室の一角にあるワークスペース。一部をコンクリートの躯体現しにしている。

ご主人:その物件で気になっていたのは天井や梁が低かったっていうことだけなんです。そのほかのところは色々良くて。ただ、もう一度見に行ってもやっぱり同じところが気になってしまって…。その時に対応していただいていた会社の方にも聞いてみたのですが、「こうすれば天井が高くできるかもしれない」とか、逆に「これは構造上こういうものなのでちょっと難しい」といった明確な答えがなかったので、我々としてもこれ以上どうすれば良いんだろうってなってしまって…。

奥様:担当いただいた方は物件を売ることのプロで、リノベーションの専門の方ではなかったので、質問してもなかなか聞きたかったことの答えが帰ってこなかったんです。

ご主人:でも「いい物件なので早く決めないとなくなっちゃいますよ。」とも急かされもして…。後になって「リノベーション担当のスタッフを連れて来ることもできますよ」ともおっしゃってはいたのですが…。

奥様:やっぱり「リノベ後のイメージがつかない」って感じだったよね。

ご主人:結局その物件は、一旦そこで保留にさせてもらって、不動産の購入の流れを勉強させてもらったってことになりました。

奥様:いっぱい物件も探して、やっと良さそうなのがあったのに流れてしまって。「もうだめだー、家なんて買えない!」と凹んで、しばらく住まい探しはお休みしていました。

キッチンの天板

▷キッチンの天板の一部はフローリング材。工事の途中で使えることがわかって、変更した。貼り方も床と同じヘリンボーン。

EcoDecoにお声がけいただいたのはその後だったのですね。「いっぱい物件を探した」というのは具体的にはどんな物件をご覧になったんですか?

ご主人:最初は戸建ての新築も見ました。建売によくある一階に何部屋かあって、二階に大きなリビングがあって…みたいなのも間取りとしてはよかったんですけど…。

奥様:「一階にこんなに部屋の数はいらないよね?」とか、私たちの生活に合っていなかったんです。

ご主人:ドアノブとかも「これが付いているのかー…。」と思ってしまったんです。新築をリノベーションしたいくらい…というか。それもできないことはないとは思うんですけど、その費用を考えるとあんまり現実的ではないのかなと…。この点は、新築のマンションも同じような感じでした。一方で、戸建てで土地を買って一から設計してとなると、それはそれで駅から近いっていうのが、なかなか難しいというところもあって。そうなると中古マンションとリノベーションという形に少しづつ絞られていったんです。

EcoDecoにお声がけいただく前から、そんなにたくさん検討が重ねられていたのですね。

ご主人:この物件は築30年くらいのそれなりに古い物件だったから、「リノベーションってこういうものだよね」という感じになったと思います。築10年くらいのマンションを見に行った時に、きれいで使えてしまいそうだから、それはそれで「これを変える必要がある?」と思ったんです。でもリノベーションしないでそのままにするとすると、自分たちが「なんか違うなあ…」と思いながら過ごすことになるのもおかしいと思って。 そうすると、「全部変えなきゃいけないくらい古い物件に出会いたい」とも思っていて、そういう意味でもこの物件はちょうどよかったよね。

奥様:やりがいがあるというか。

ダイニングキッチン

▷右手の壁の裏側はキッチン家電の棚やパントリーがある。フローリングは、珍しい幅広のヘリンボーン床。

この物件には変なところに抜けない壁があるとか、そういうことではなかったですし、大きな梁の存在感もうまく活かせば魅力的だなと思っていたので「良い素材」という認識はあったのですが、それがお二人のご要望と合わさるとこんな空間になるとは。どこまで具体的にイメージされていたんですか?

ご主人:ここまでは、全然イメージができてなかったね。

奥様:ふわふわと部分的に「こうしたい、ああしたい」はあったんですが、こんな感じで実現できるとは思っていなかったので、感動しちゃったよね。小林さんが一緒に来てくれていたから、ここはこうなるよとか、こうできそうだよとか、そういう話を内見の時にいただいていたから判断できたというのはあると思います。

ご主人:それがなかったらわからないですから、決められないですよね。

奥様:リノベーションの最中を思い出すと楽しかったね。あの古かったおうちがこうなるんだっているのが、めちゃくちゃ面白かった。

ご主人:細かく決めて行った希望が全部、ピタッとはまっている気がします。 TVの位置とかクローゼットの長さとか、全部関連していて、一つを変えると他のところも影響を受けて変わってきたりだとか。本当にちょうどいい感じになりました。

具体的にどんなところがちょうどよかったですか?

リビングダイニングキッチン

▷手前のチェアは、インタビューで登場したヴィンテージのアームチェア。これから、この家もアームチェアのように深まっていく予感。

奥様:当初リビングの一角にワークスペースを作ろうかという話もしていたんですが、今となっては自由にしておいてよかったよね。パソコン作業はダイニングでもソファでもできますし。ベビーベットを動かせるタイプのものにしたので、お昼はリビングの一角に持ってきて、夜は寝室に連れて行くような形の暮らしにしようと今のところ考えています。マンションにしては廊下も広いですし。

なかなかリビングにソファ+αのスペースってお部屋の広さの都合上取れないことも多いのですが、Iさまのお宅にはそれだけのスペースがあるっていいですよね。

ご主人:ソファはだらんとするところ、アームチェアはもう少ししゃんとする感じです。家具で一番最初にあのアームチェアが決まったんです。ヴィンテージのものに一目惚れしてしまって。当初探していたのはダイニングチェアだったんですが、目に止まったらあれしか目に入らなくて。後日もう一度そのお店に行って買うことにしました。

奥様:えっ!と思いましたけどね(笑)。

ご主人:ああいうの、置きたかったんです(笑)。

リビングダイニング

▷ラウンド型のダイニングテーブルは、「四角いものよりスペースを取らなくていい」そう。

プランニングの時、TVの位置をリビングのちょうど真ん中にするかちょっと脇に寄せるかで迷われていたじゃないですか。最終的に少し窓側に寄せることを選んでいただきましたが、それにより子供さんのスペースを作ってもアームチェアともうまくいきそうですね。

ご主人:TV台も造作するかどうか迷った時もありましたが、今となってはこれ以外ありえなかったなと思っています。

洗面所と脱衣所の補い合う関係性

洗面台

▷廊下にでた洗面台は床から浮かせているので、廊下が広く感じる。

ランドリー

▷脱衣室の洗濯ロープは使うときだけ引き出すもの。

奥様:あとは洗面を外に出してよかったです。脱衣所にランドリーロープを渡せるスペースができて人が来ていても、入浴の時も洗濯物を干していられるので。

ご主人:めちゃくちゃ活躍しています。基本的にはドラム式の洗濯乾燥機でそのまま乾燥するものと、乾燥機にかけられないものをここで除湿機を出して干しています。浴室乾燥機だと入浴の時に干している服をどうしようかなとなるので、このスペースは便利なんです。

奥様:浴室乾燥機よりよかったかもしれません。あとドライヤーとか、お化粧とか洗面ですることのうち、水を使わないものは脱衣所でできるスペースをつくったんです。そうすることで廊下に出した洗面も細かなものの生活感でごちゃっとしないんです。

本棚はWICに

ウォークインクローゼット

▷本棚はWIC入ってすぐに置かれていた。

ウォークインクローゼット

▷ご主人と奥様、左右で使い分けているそう。

ご主人:あと意図してなかったんですが、別の場所に置こうとしていた本棚がWICの扉の横にちょうどはまったんです。

本は普段はしまって置こうかともおっしゃっていましたよね。

ご主人:ええ。我々には少年の心が残っていて(笑)。漫画を割と読むので、厳選してもこれだけあるという感じなんです。まだ少ししまってあるんですが、ここにおけば目立たず生活感が出ないけど、さっと取れるし仕舞えるというところがぴったりでした。

確かにWICに本棚があるって、いいですね。全部が全部、見せたい本って訳ではないですものね。

もう一度、リノベーションしたいですか?

リビングダイニングキッチン

▷同じ空間で、それぞれの時間をすごすこともあるそう。

奥様:えー、でもこの家のしっくり感を超えられるかなあ。

ご主人:いやもう一件やったら、またちょっと違うことができるかもよ。今回のを踏まえて。

奥様:そうか…、妹の家とかやりたいです。ディレクターとして(笑)。

ご主人:我々がすごく頑張って、この家ができたと思うんです。それをこれから産まれてくる子は産まれた時からこんな家に住めるのかっていうのはちょっとずるいよね。

奥様:これを基準と思ってもらわれちゃ困る(笑)。

 

↓ I様邸@検見川浜の画像をまとめてご覧になりたい方はこちらから(Pinterestのサイトへ移動します。)

— Before After 平面図

Itei_zumen

担当者コメント

kobayashi270
ご主人は家具などを選んで空間を作っていくこと、奥さまは収納や料理をすることなど、お二人共それぞれが興味のある部分を思い思いに手を入れていっておられました。

「思い思い」の積み重ねであってもお二人の目指しておられる住まいの全体の方向性が同じなので、家で過ごすことの魅力がどんどん積み上がっていく、すてきなスパイラルを楽しんでくださっています。

これからどんな暮らしをこの住まいをベースにつくっていかれるのか、またお邪魔する機会が楽しみです。

暮らしを彩るワンシーン

  • サイザル麻

    ベッドルームの床材はサイザル麻。カラーはオリーブ色。

  • キッチン天板

    たまたま余ったフローリング材をキッチンの天板(水周り以外)にした。木材はオーク。

  • 洗面台

    フローリングに合わせて、キャビネット部分はオーク材に。

  • 洗面台の天板

    柔らかな白の人工大理石。手前に水返しがあるものを採用。

  • 洗面の水栓

    水栓金具はすっきり見えるサンワカンパニーの壁付タイプに。

  • ベッドルーム

    シンプルなつくりで、造作家具はない。将来的に2部屋に分けられるように入り口は2箇所設けた。

  • 来客から見えない場所もディスプレイ

    玄関の正面の壁の裏側(シューズクローゼット)には、ディスプレイしたり、鍵を置く場所がありました。

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