大人のリノベーション(40歳以上)

大人3人+犬2頭 モルタル床のワンフロアで開放的に暮らす

ファミリー/61〜70㎡

Oさま流、東京都心の住みこなし方はとっても斬新でユニーク。ライフスタイルの確立した大人同士だからこそ実現した、既成概念にとらわれない、自分らしい住まい。リノベーションっていいですね。面白い!

Profile
  • O様@外苑前
  • 50代ご夫婦+20代のお嬢様+犬2匹
  • 69㎡
  • リノベーション費 880万円

— Before After 平面図

“Otei_zumen

「どうか、助けてくださいませんか?」からスタートした出会い

リビング
▷リビングダイニング、というよりもカフェやラウンジのような雰囲気。

—— Oさまからのはじめてのお問い合わせメールを改めて確認すると、メールの最後に「どうか、助けてくださいませんか?」の一文がありました。懐かしいですね。2010年11月のことですね。

O様:そんなこともありましたねー(笑)本当に困っていたんですよー。やっと条件にあう物 件を見つけたんですが、全く住むイメージができなかったんです。私たちが探していた物件の条件は、大型犬1頭、小型犬1頭と一緒に生活をしているのでペット可物件であること。特に、大型犬OKの物件は中古マンションではほとんどないため、難航していました。そんなときに、希望するエリアに、ドーンと存在感のある気になる外観。もうこれだー!!と思ったのですが、内見時、物件の状態はワンフロアのオフィス仕様。お風呂やキッチンもない、タイルカーペットの床を見てどうしていいのかわからず、思わず「どうか、助けてください」とメールしたんですよ(笑)


—— 確かに、オフィス仕様のタイルカーペット状態を見て、暮らしをイメージするのは難しいですよね。Oさまが弊社を知ってくださったのは、EcoDecoの姉妹サイトでもある「秀和レジデンスマニア」がきっかけと伺っておりましたが。

O様:そうです!同じ秀和レジデンス愛が伝わってくるこのサイトを運営する会社ならば多くのことを伝えなくても、感性があう!と直感で感じました。


—— —嬉しいお言葉、ありがとうございます!!

間仕切りなし!バスタブなし!でOK。大胆な発想

▷バストイレ、洗面はひとつの空間になっている、ホテルタイプの水回り
▷白いメトロタイルが貼られた清潔感のあるバスルーム。さわやか!

—— 最初に事務所に足を運んでくださった時、Oさま(奥様)のご要望はとても斬新で印象的でした。ご夫婦+20代の娘さん1名が一緒に住むお家が間仕切りなしのワンフロアでOK!バスタブがなくても、シャワーブースでもOK。

O様:開放的なワンフロアで大人3人が暮らせるのも、それぞれが独立した大人だからかもしれませんね。ちょっと一人になりたいなーと思う事があればご近所には素敵なカフェやお店がたくさん。外出する場所には事欠きませんよ。


—— それぞれが独立した大人だからこそ、都心だからこそできる、新しい暮らし方ですね。いろいろつくり込むよりも、シンプルで削ぎ落とされた空間をご希望されていたOさまには建築家よりもデザインに理解のある工務店をリノベーションパートナーとしてご紹介させて頂きました。

O様:担当の柴田さんには、いろいろご提案頂きました。


—— プロジェクトが進むにつれ、柴田さんの呼び名が「巨匠」に変わっていましたね(笑)

O様:はい。楽しくプロジェクトをすすめることが出来ました。

ペットにやさしい床は何か、を考える


—— 実際にモルタル床での暮らしはいかがですか。打ち合わせの途中でも、ペットにやさしい床ということは第一に考えられていましたよね。

O様:フローリングを使わずにモルタルの床にしたのは犬2頭と暮らすためでもありました。ほら、おしっこしても、さっと拭けるしすぐに消毒すればOK。爪をたてても、汚れてもまったく影響のないモルタルの床は犬にとってはよかったなーと思います。最初は、すごーく寒いかなと覚悟はしていたのですが日が入る環境や気密性の高いサッシに変えたことで寒さはほとんど気になりません。ガスファンヒーターひとつで十分。今は、ガスファンヒーターも消しているけど気にならないでしょ。寒かったらつけてくださいね(2013年2月撮影)


—— 本当ですね。窓をあけると寒いけど、お部屋の中は温かい♪

O様:ラグを工夫することで、床にも遊びを取り入れられますし、モルタル床は、私たち人間にとっても結果いい選択でした。将来的に、フローリングを敷くことも視野に入れていましたがおそらくこのままモルタルの状態だと思います。

リノベーション仲間の絆がひろがる

リビング

—— そういえば、リノベーションプロジェクトの途中、我が家でMTGもしましたね。

O様:リノベーションの計画を進める中で迷うことや、素材のイメージがつかないこともありました。モルタルのお風呂や素材、実際暮らしてみてどうだったのか等。実際のおうちが見ながら最終的な擦り合わせが出来たのはよかったです。結果、トイレは個室でなくてもOKとか、やっぱりバスタブはあったほうがいいとか、トイレは個室でなくてOKだけど、バスルームのフロアが濡れているのが嫌なので、バスルームのと洗面スペースの間仕切りは必要!だとか具体的に話をすすめることができました。改めて家族のライフスタイルを考えるきっかけにもなりました。


—— お役に立てたのであれば、嬉しいです。今までも、リノベーションした我が家で打ち合わせしたこともあるんですよ。実際に見てもらうのはいいかもしれませんね。今回は我が家でしたが、実際に担当したお客様宅を見せてもらって打ち合わせをするパターンも出てきました。その時に、お客様同士が仲良くなって、設計が完了したら参考にさせてもらったお客様をお招きしてパーティーをする。なんてことも。リノベーションの輪が広がっていますね。

ヴィンテージ家具やレトロな雑貨たちに囲まれて

▷こだわりと思い出が詰まった家具や雑が絶妙なバランスで配置されている。一見すると住宅には見えないセンスのよさ

O様:インテリアが好きで、家族で沖縄にも買い付けに行きました。そのときには、窓側にあるテーブルと椅子を購入。購入後に、お店の人がとある映画にも登場したよ。ということを教えてくれたので、東京に戻ってから、即、DVDを買って、家族でそのシーンを探しましたよ(笑)


—— 一点一点にこだわりと思いが詰まっているのですね。窓側に配置されたテーブルと椅子は、カフェのような居心地のいい贅沢な空間。うらやましいです。

O様:でも、ソファーはIKEAですよ。犬がガリガリしても気にならないように。


—— 全体のバランスが素敵だからか、リーズナブルな家具には見えないですね。

既製品を上手く取り入れたリノベーション

キッチン,サンワカンパニー
▷既製品のsanwacompany製のキッチン

—— モルタルの床も特徴的ですがOさま邸は、既製品を上手く取り入れていらっしゃいますよね。

O様:そうですね。予算を押さえるためにも、扉やキッチンなど既製品をつかっています。制作もかっこいいけれど、既製品のよさは、やっぱりタフさでしょうか。がしがし使っても壊れにくい(笑)巨匠(柴田さん)に、既製品に見えない様アイデアを出してもらいました。


—— 既製品の建具を囲むようにボックスを配置することで、既製品らしく見えないですよね。巨匠のアイデアとOさまのユニークなインテリアたちが上手くコラボして、素敵な空間になっていますよね。これからも、いろいろな思い出が詰まった素敵なお部屋へとますます進化を遂げるOさま邸。また、遊びに寄らせてください。ありがとうございました。

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