住居者構成 : 一人暮らし

面積 : 40〜60㎡

コンパクトに暮らす

40㎡の住まいにホームシアターを
こだわる男のリラックスハウス

EcoDecoとの作戦会議を重ねてようやくたどり着いた自分らしい物件で自分らしいリノベーション。40㎡という限られた空間で、ホームシアター、古材の棚、間伐材の杉フローリング等、男性が憧れるアイテムを手に入れた、T様のライフスタイルをご紹介します。

Profile
30代男性
リノベーション費用 860万円(設計費込)/@東陽町/広さ 約40㎡/2014年9月竣工

BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

自由に間取りを考える為に選んだリノベーション

—中古マンションをリノベーションというのは最初から考えていたのですか?

T様:最初は新築マンションを中心に探していました。
でも何か魅力を感じなくて…。nLDKという謳い文句で競い合っているような雰囲気を感じましたし、どれも画一的だと思って。部屋数は多いけれど、窓がない部屋だったり、中途半端な大きさの部屋だったり、もったいないなと思っていました。ということで、途中からは中古マンションを自分らしくリノベーションして住もうという気持ちに切り替わっていきました。

—自分らしいお部屋で好きな間取りでというのは、新築マンションでは得難い、リノベーションならではの魅力ですよね。

▶︎ベッドルームから見たリビングダイニング。施主様のこだわりが随所に。

EcoDecoとの作戦会議で明確になった物件探しの条件

—物件を決めるまでの道のりを教えて下さい。

T様:実は、最初のうちは条件が全く定まっていませんでした。一人暮らしを前提としていたので、40㎡あれば足りるかなと思ってはいたのですが、いざ40㎡の物件を内見したところ、狭いと感じたんです。物件価値としてではなく、ライフスタイル上の賞味期限が短くなりそうで、折角リノベーションしても楽しめる時間が短いかもなと。ずっと一人暮らしではないかもしれませんし。そうして内見後にコーディネーターさんに「作戦会議」と称して、何度も相談に乗って頂きました。

—作戦会議の中で、どんなことを相談されていたのでしょうか?

T様:70㎡のファミリー物件を内見する機会があって、眺望も良かったのですが、先に申込が入ってしまい断念したことがありました。その時に、物件探しの条件をもう一度考えましょうと。まず、エリアとしては会社にも比較的近くて、元々住み慣れているエリアに絞りました。仕事柄、どうしても深夜に帰宅する事が多い事を考えると、折角リノベーションした住まいなのに、会社から遠すぎて、住まいを楽しめないのは嫌だなという思いがありました。

—確かに、今段階で一人暮らしというライフスタイルですし、わざわざ遠くまで通う理由が少ないですよね。

T様:そして、広さ。EcoDecoさんとの作戦会議中に、40㎡でも楽しんで暮らされている住まいがあることを聞いて、広さを求めるのは止めようと思いました。そもそも、ずっと住み続けるという考えを止めてしまって、自分のライフスタイルの賞味期限が近づいたら売却すれば良い!と割り切ることにしました。面積が小さくなる事で、物件にもリノベーションにも掛かる費用を抑えられますし。この考えに至るまで紆余曲折ありましたが、EcoDecoさんとの作戦会議で自分の考えや条件を整理する事が出来たと思います。

—そんな経緯があったのですね。条件や考えをまとめるのは大変ですよね。眺望が最優先なのか、立地、価格、通勤時間など、優先すべき条件というのは人それぞれです。全てに満足出来る物件が見つかれば良いのですが、現実はなかなか上手くいきませんよね。そんな中で、EcoDecoを相談相手とし、条件を絞り込まれたT様の物件探しは参考になります。

「マンションを買う=管理を買う」ということ。だから選んだ秀和レジデンス

—こちらのマンションに決められた最大のポイントは何だったのでしょうか?

T様:ズバリ「秀和レジデンス」だからです。EocDecoさんとの作戦会議で条件は絞り込んで行けたのですが、
マンション自体の決め手が分からなくて。でも、EcoDecoさんから「秀和レジデンス」の物件をたまたま紹介されて内見した時に、ピンと来たんです。このノスタルジックな外観もひと目で気に入りました。それに、「秀和レジデンス」は管理状態が比較的良好という話もEcoDecoさんから聞きまして。それからは「秀和レジデンス」一択で物件を探していました。

—弊社でも秀和マニアというサイトを立ち上げていたり、代表の谷島が秀和レジデンスに住んでいたりしますので、「秀和レジデンス」一択で探されたT様にとって、EcoDecoをリノベーションのパートナーとして選んで頂いたのは運命かもしれませんね。そして、多少の違いはありますが「秀和レジデンス」は全体的に管理状態が良い物件が多いんですよね。住まわれている方も愛着を持っていらっしゃるからだと思います。

T様:実際に住んでみて、やっぱり管理は隅々まで行き届いているなと思いました。マンション内の連絡事も頻繁に管理人さんから届きます。今は管理組合の議題に、窓サッシの交換工事が出ているようで、近いうちに窓サッシが新しくなるかもしれません!

—「マンションを買うということは、管理を買うということ。」とも言います。管理が行き届いているのは、住む方の立場から考えるととても安心できますよね。窓サッシの交換は、専有部分の工事ではどうにも出来ない部分です。ちゃんとマンション全体の事を考えられた管理がされているのは、愛着を持っていらっしゃる方が多い証拠かも知れないですね。

▶︎秀和レジデンスの特徴のひとつである、青い屋根と白い壁は、建物を取り囲む塀にも。

—T様の「男のこだわり」を伺ってみました。

コンパクトサイズのリビングに憧れのホームシアターを

T様のお家の特徴の一つの特注大型スクリーン。使い心地はいかがですか?

T様:これは本当にやって正解でした。大満足です。家にホームシアターがあるという暮らしにずっと憧れていたんです。これは何がなんでも実現したかったのですが、40㎡というコンパクトなお部屋です。本当に実現出来るのか実は半信半疑だったのですが、取り敢えず叶えたい事は言ってみようと。

—最初のプランニングから、これをどうしようかずっと悩んでいました。面積的に余裕のあるお部屋であればどうにでも出来たかもしれないのですが、40㎡という限られた面積です。無駄にせずに、且つちゃんと映るようにするには?と。そこで寝室との間仕切りも兼ねた大型のスクリーンをご提案させて頂きました。

T様:これをご提案いただいたとき、なるほどなと思いました。この案であれば、スクリーンを使わない時には寝室も含めたワンルームとして広く使えますし、人が来た時は目隠しにも使えます。寝室はとてもプライベートな空間ですので、開けっぴろげというのもなかなか抵抗感がありました。

—これを、もし天井付けのスクリーンにしてしまうと、圧迫感が出てしまうんです。ですから、空中に「スクリーンボックス」をしつらえることで、天井は寝室と続いてて広さを感じさせながら、目隠しにもなる。ついでにボックス上部に間接照明を仕込む事で、より上品な空間になるようにしています。

T様:細かな計算があってのことなんですよね。このホームシアター、映画を見るだけではなく、スマホの画面を投影できるようにもしているので、YouTubeを流したりして、一人カラオケなども楽しんでいますよ(笑)

▶︎黒いスクリーンボックスから、スクリーンが降りてくる様子。
▶︎施主様がリラックスできるひととき。大空間がなくても、ホームシアターを楽しめる。

思い入れのある素材を取り入れる・西粟倉村の間伐材フローリング

—T様はリノベーションされる最初の時から使いたいフローリングがあると仰ってましたよね。

T様:はい。リノベーションするのであれば絶対に使うと決めていたフローリングがあって。それがニシアワーの「ユカハリ・フローリング」です。

—このフローリングを使いたいと決めていた理由を教えて頂けますか?

T様:実は前職で、林業のプロジェクトに参加していたことがあったんです。それが岡山県の西粟倉村でした。そこで、林業に携わる方々が間伐材の問題で頭を抱えている状況を目の当たりにしたんです。前職ではその状況をなんとか打破しようとプロジェクトに携わっていました。その前職時代の先輩がニシアワーというプロジェクトを立ち上げたというのを聞いて。微力でも、間伐材の問題を解消できればと思っていたので、このフローリングを使いたかったんです。

—そうだったんですね。単純に好き嫌いだけではなく、そういった思いを込めてフローリングを選んだというのはT様ならではですよね。「杉」と聞くと「和風」と連想しがちですが、オイル塗装を施すことで、全く違和感なく溶け込ませることができたと思います。

▶︎これから、経年変化を楽しんでいけるのは、天然木の醍醐味のひとつ。

自転車が置ける広い玄関土間を設けたい

—玄関土間に自転車や腰掛けを置きたいというご要望もありましたね。

T様:狭い玄関が嫌でしたし、自転車も持っていたので、玄関土間は広めに取りたいなと思っていました。結果的には収納も作ることができたので、工具や季節物の家電などもここに入れ込んでいます。腰掛けはまだ入手できていないのですが…。

—一般的にマンションの玄関というのは、いろいろ部屋を作ったあとの「余り」のように、暗くて狭いという場合が多いですよね。リノベーションでは、明るくて広めの玄関になることがほとんどです。T様のお住まいは、玄関に絵を飾ったり植物を置いてみても様になりそうですね。

T様:いいですね。ここはまだまだ手の入れようがあるなと思っています。

▶︎広い土間には、まだ余白がある。

古材を使った壁一面の本棚

—大型スクリーンの他に、古材の棚というのもT様のお家で際立っていると思います。こちらを使おうとしたきっかけは何だったのでしょうか?

T様:リノベーションするのであれば、好きな物や憧れの物、思い入れのある物に囲まれて暮らしたいなと思っていたんです。そんな好きな物をディスプレイする為に壁一面を棚にしてもらったんですが、イメージしていたのが、分厚くて味のある棚だったんです。いわゆる既製品のような本棚ではなく、棚そのものに迫力があるような。
好きな物をディスプレイするのだから、普通の棚の素材ではなくて、何か特別な素材にしたかったのかもしれません。そんなイメージを持ち込んだ所、EcoDecoさんに提案して頂いたのが本物の古材でした。

—既製品や新品の材料ですと、この迫力はなかなか出てきませんよね。

T様:サンプルを見た瞬間にこれだ!と思いました。微妙に沿っていたり、一様でなかったり、チョット端が欠けていたり(笑)。そんな味のある素材を一目で気に入りました。

—そんな味がある古材棚ですが、実際にディスプレイしてみて如何ですか?

T様:とても良いですね。好きな本を収納したり、思い出の小物をディスプレイしたり、色々使えています。憧れだったホームシアター用のプロジェクターやアンプもこの棚に並べています。キッチン上の棚には、好きなお酒やワイングラスも飾っています。この古材の棚、知人からの評判も凄く良いですよ。

—色んなものをディスプレイしたり収納したりしても、古材の棚の存在感がありますね。

T様:ただ、実際に好きな本を収納してみて気付いたのですが、誰かが部屋に来たとき等、本の趣味が丸分かりになってしまうので少し恥ずかしく感じました。頭の中を見られている様な気がして…。まぁ、気心知れている人しか呼ばないのでさほど気にならないのですが、よくよく考えてみると、◯◯という作家が好きなんだなと嗜好がバレてしまう。ということで、見栄えするような、見られても恥ずかしくない様な本をディスプレイすることも考えなきゃと思っています。

—確かにその気持ち分かります。特に小説などは凄く嗜好が出ますよね。これはこれから本棚を作ろうと考えている人の参考になりそうなお話ですね。

▶使用した古材は、厚みがあり存在感があるが、吊り金具が細いので、より存在感が際立つ。

シンプルなシステムキッチンに+αが正解!

—キッチンは減額の為にシンプルなシステムキッチンにしましたね。

T様:そうですね。使い勝手的にも金額的にも満足しています。2.4mのキッチンは、一人暮らしには十分すぎる大きさです。

—このキッチン対面式にして、腰壁の部分にはヘリンボーンのフローリングを貼りました。システムキッチンで安価に抑えながら、対面からの見え方が部屋に馴染む様な工夫です。

T様:実は床にヘリンボーンのフローリングを使いたいという憧れもあったんです。でも思い入れのあるニシアワーの間伐材の杉フローリングも外せなくて。そんなことを初めの打合せで少し話をしていたのですが、設計が進んで行った頃にこのヘリンボーンのフローリングをキッチンの腰壁に貼りましょうという提案を頂いて。覚えていてくれたんだ!という思いと、憧れのヘリンボーンのフローリング!という思いで興奮していました。ちょっとしたサプライズでしたね。丁度部屋のアクセントにもなっているし、憧れという思いもあるので、とてもお気入りです。友人を呼んでホームパーティをすることもあるんですが、会話に参加しながら料理が出来るというのも対面キッチンならではですね。孤立した感じにならないので。

—ホームパーティ、良いですね!スクリーンに映画を大画面で写しながら、というのも楽しそうです。

▶︎キッチンの中に入ると、シンプルで使い勝手の良いsanwacompanyのシステムキッチン。
▶︎ヘリンボーンのフローリングを使ったカウンターデザインは、空間へのなじみがよく、大正解。

脱衣室と廊下を兼ねた一石二鳥な洗面室

—元々のお部屋の間取りが浴室と洗濯機と洗面が1室になっていたんですよね。T様はこれがとても気になっていらっしゃったんですよね。

T様:そうなんです。売り主さんの不動産仲介会社の担当者が「色んな人が見たけれど、この1室から洗面と洗濯機を出すのは不可能です」というコトを言っていたんです。でもEcoDecoさんに実際に見てもらった所、洗面と洗濯機をこの1室から出す事が出来ると言って頂いて。これが出来ないままだったら買っていなかったですし、EcoDecoさんに見てもらって助かりました。

—売り主さんの不動産仲介会社は、いわゆるリフォームしか頭に無かったんだと思います。フルスケルトンにしてからのリノベーションならではだからこそ実現出来た間取りだと思います。ただプランニングでは、洗面脱衣室を取ろうとすると、どうやっても玄関の正面に来てしまって、これも頭を悩ませていました。それを解決するために、パッと見は廊下だけれど、実は洗面脱衣室という、個性的なプランになりました。

T様:このプランを見た時に、抵抗感はありました。けれど、限られた面積の中で、元々のお部屋には無かった洗面脱衣室を取ろうとすると、面積的にももったいなかったですし。実際住んでみると、全く支障ありませんね。むしろ、面積的に少しでも節約出来たので、とても良かったです。それと、元々の間取りで浴室と洗濯機と洗面があった1室が浴室だけになり、広く取ることが出来ました。実はこの広い浴室、気に入っているんです。今までは浴室で長湯することなんて無かったんですが、今では浴室で本を読んでしまうくらい長湯してます。平日の帰りが深夜ということもあり、ゆっくり疲れを取る事も出来てとても助かっています。

—結果的には良いコト尽くめの間取りだったんですね。

▶︎引き戸を開けている状態。
▶︎引き戸が隠れており、閉めると脱衣室ができる。

「家に帰りたい」と思える心地よい住まいづくり

—こちらに住まわれてからライフスタイルに変化はありましたか?

T様:長風呂になったというのもあるのですが、一番は「家に帰りたい」と思う様になった事です。仕事柄、深夜まで働いているので、前は「家に帰らなくても良いか。」と思う事がしばしばあったのですが、今は、どんなに遅くなっても「家に帰りたい」と思う様になりました。広めのお風呂で疲れは癒されますし、スクリーンで好きな映画等を見ていると気分転換にもなりますし。やっぱり家に居るときが一番心地良いんですよね。好きな物や憧れのもの、思い入れのある物に囲まれた生活が実現出来てとても満足しています。

ーこれから、やってみたいことなどはありますか?

T様:最近では、ハンモックとか懸垂棒も付けたくなっています。好きな絵も飾ってみたいですし。まだまだこれから徹底的に住み倒して行きたいと思っています。

—約半年間を掛けて打合せを重ねた結果出来上がった住まいですので、愛着がある証拠ですよね。これからもT様らしい住まいになって行けばと思っています。
本日はお忙しい中ありがとうございました。

▶︎シンプルながら、広くてリラックスできるというバスルーム。

 

↓ T様邸@東陽町の画像をまとめてご覧になりたい方はこちらから(Pinterestのサイトへ移動します。)

Before After 平面図

設計者 岡田より

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40㎡という限られた面積の中で、ホームシアターや本棚を造り、浴室の中にあった洗濯機と洗面を外に出すという、通常のやり方では絶対に収まり切らないこの計画。どうやって無駄をなくし、何と何を兼用出来るのかを整理して行く事が一番の肝でした。

そこでひらめいたアイディアが廊下と洗面脱衣室を兼用する事、ホームシアターのスクリーンを寝室との仕切りにする事、本棚の一角にプロジェクターを入れてしまう事でした。

出来上がった住まいを見ると、さも当然の様に馴染んでいるので気付きませんが、これらのアイディアを駆使した結果の住まいです。これからも、憧れの物、思い入れのある物、好きな物に囲まれた暮らしを満喫して頂ければと思います。

MEDIA

MonoMax特別編集 100ROOMS(宝島社)
2016年4月
表紙掲載&事例としてご紹介いただきました。
Monomax100ROOMS表紙

T様邸ができあがるまで

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