住居者構成 : ファミリー

面積 : 71〜80㎡

大人のリノベーション(40歳以上)

リノベーションが二世帯三人暮らしをちょうどいい関係性で繋ぐ

K様邸は、EcoDeco初の二世帯三人暮らしのお住まい。二世帯住宅で起こりやすいプライバシーの問題をうまく解決できる設計で、お母様も、ご夫妻も気持ちよく暮らせる住まいとなりました。リノベーションだからこそできた、快適な暮らしのためのゾーニングです。今回は、30代のK様ご夫妻と、お母様にお話を伺いました。

Profile
30代ご夫婦+お母様の二世帯3人暮らし
リノベーション費用 1,030万円(設計費含)/@西荻窪/広さ 76㎡

BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

きっかけは東日本大震災

—K様のお住まい探しのきっかけは、2011年3月11日に起きた東日本大震災でしたね。

奥様:はい。もちろん震災以前から「賃料を支払い続けて、手元に資産が残らないのは勿体ない」と漠然と感じていました。それに、住宅雑誌でリノベーションを知っていて、家を買うなら中古マンションリノベーションかな、という考えがあったんですよ。震災が起きて、宮城県女川町の実家が津波の被害に遭い、基礎を残して流されて…祖母は行方不明に、母は住む家を無くしました。突然のことでしたが、母の住む家のこと、仕事の見つかりにくい被災地のことなど考えた時、『母を東京へ呼びよせるしかない』と咄嗟に感じました。

—震災が起きて間もない4月中旬には、EcoDecoへお問い合わせを頂きましたね。

奥様:あの時は、迷っている時間はなかったんですね。実家のあった女川町では自治体が機能していなくて、給付金のことなどもまだ決まりきっていない時期でしたが、仮設住宅に住む母のことを考えたら、いち早く動き出さないと、ということが一番にありました。

—初めてお会いした時は、ご実家があのような大きな災害に遭われて、大変な苦労をされていた頃だと思います。そういう状況下で、K様は良い住まいを手に入れようととても前向きな姿勢で取り組んでくださっていましたね。

お母様:娘がそうやって前を向いて、私と一緒に住むための家を探してくれている。仮設住宅暮らしの出口が見えていたから、私は頑張れました。出口の見えない仮設暮らしをされている他の被災者さんの、比べ物にならないくらい、私は幸せだったんですよ。給付金を得るための手続きなどで東京と東北を何度も行ったり来たりしましたが、苦になりませんでした。前の家の住宅ローンを一括返済しなければならなかったり、被災者として腑に落ちないことはいくつもありましたけれど。こうして住む家のある私は幸運だと、今も思います。

—大きな困難を乗り越え手に入れられた今の暮らしを、「幸せだ」と言えること。お母様の屈しない明るい心を、本当に尊敬します。被災されたお母様の手助けが少しでも出来たと思うと、嬉しいです。

▶︎広く、すっきりと整えられたキッチン
▶︎大きなダイニングテーブルは家族にとって、大切なコミュニケーションツールです

最低限のモノたちと シンプルな暮らし

奥様:前までは、沢山の好きなものに囲まれる暮らしを好んでいました。今では、必要最低限のものと一緒に、シンプルな暮らしを送ることを気持ちよく感じます。

お母様:私なんて、津波で全て流されちゃったからね。20年間大切に育てていた亀もいなくなってしまったし。あのことをきっかけに、身の回りのものがいきなり全て消えてしまうこともあり得るんだと、実感しました。

奥様:私も実家が津波に遭ったことで、暮し方に対する考えが大きく変わりました。今は、物はなるだけ増やさないようにしています。実際、物が少なくなると心まですっきりとして、本当に気持ち良いですよ!

▶︎お掃除が得意なお母様のお部屋は、壁一面の収納。小さな棚を置いただけの、潔いスッキリとしたインテリアです
▶︎家族が集うリビングはテーブルを置かず、くつろぎの空間に。愛猫のうにちゃんのお家もあります

母との二世帯同居 3人になって大きくなった幸せ

—以前は、K様ご夫妻はお二人で、お母様はお一人で暮されていました。新しい住まいへ引っ越されて、新たに3人暮らしが始まりましたね。暮らしの在りようようは大きく変化されたのではないですか?

奥様:新しい家に引っ越してきて、二世帯の同居が始まって、本当に心地いいんです。

ご主人:毎日家に帰ると、お義母さんがいて、美味しくて温かい食事が用意されている。家はピカピカに磨き上げられている。幸せを、強く感じます。

お母様:毎日日中は家にいて、掃除、洗濯、料理をしています。私、家政婦に向いているかも!そういう仕事を探そうかしら(笑)

奥様:私たち夫婦は共働きで、家事を100%はこなせていませんでした。新たに三人暮らしをスタートして、暮らしの質が格段に上がりました。賑やかな三人暮らしが、今とても楽しいです。

▶︎玄関から寝室へ自転車を楽に持ち込めるような動線。簡単なメンテナンスは、ここでできちゃいます

二世帯の家族が気持ち良く暮すためのリノベーション

—この家は、二世帯同居であってもお互いのプライバシーが保たれるような造りになっていますよね。二世帯なら、二世帯なりにうまく暮せるようなゾーニングができるのもリノベーションの魅力の一つなのだと、K様邸を拝見して実感しました。

奥様:私たちの寝室がとても大きくつくられていて、第二のリビングのような役割も取れるようになっています。夜寝る前は、寝室のソファで夫婦二人で寛いだりして、良い時間を過ごしています。

▶︎洗面所には、二人で立つ事ができる大きな鏡がありました

ペット(猫)も喜ぶリノベーション

—K様ご夫妻は、もともと猫のうにちゃんを飼われていましたね。うにちゃんが上手に暮せる家にしたい、ということもかねてからおっしゃられていたご希望でした。

奥様:建築家さんに、猫が通れる四角い抜け道をいくつか家の中につくってもらいました。リビングからトイレに行ったり、私たちの寝室へ入ってきたり、扉が閉まっていても猫が自由に動き回れる動線を確保できました。畳を悪くしないように、母の部屋には入れない仕組みです。

—ふとしたところに猫の抜け道がつくられていて、それがシンプルなつくりで変に目立っていなくて。とても素敵ですね。

奥様:うにを連れて来たその日から、早速トイレの場所を憶えて、抜け道を使ってくれるようになったんですよ。トイレの位置もきちんと計算に入れて設計して頂きました。私たちの希望通り、洗面所の足下の、目立たないところにネコトイレが設置されています。

—抜け道からうにちゃんが顔を出す瞬間が、たまらなく可愛いですね!!

▶︎愛猫うにちゃんが、するすると自由に動ける抜け道は大活躍

リノベーションだから叶えられた 大好きな立地

—以前は中野で40㎡に二人暮らし。今は西荻窪で76㎡に三人暮らしですね。毎月の住居費に変化はありましたか?

奥様:以前は11万円強の賃料を支払っていました。今の毎月のローンの支払いは10万円ほど。そこに23,000円の管理費等を加えて、12万円と少しというのが、現在の住居費です。以前の狭かった家とほとんど変わりない支払いで、こんなに広くて、気持ちの良い家に住むことができています。先ほども言ったように、広い家を購入するとなると中央線沿線では無理だと思っていました。今こうして西荻窪に暮していることが夢みたいです。

ご主人:この家に引っ越してきて、友人もよく遊びにきてくれるようになりました。

お母様:西荻窪、私は全く馴染みのない土地でしたが、朝市が開催されていたり、面白い小さな店舗が沢山あったり、この町をとても気に入っています。日々町を歩くと発見があって、楽しいです。この町で、この家に暮せて、私は本当に幸運だと、娘たちに感謝しています。

—住まいの中身だけでなく、立地に関しても、リノベーション以外の手段では叶えることができなかったと言えそうです。リノベーションを選んで頂けたからこそ、手に入れて頂けたお住まいですね。

3ヶ月ぶりにお伺いしましたが、すっきりと、K様らしく素敵にお住まい頂けて、感激しました。もしかすると、いつかお二人の間にお子様がお生まれになって、三世代同居になるかも知れませんね。この家は家族が増えても、少しずつ形を変えて、その時のK様が暮しやすいように変化できるようになっているから、またその時を楽しみに感じています。本日は、貴重なお話をお聞かせ頂き本当にありがとうございました。
▶︎第二のリビングとも言える寝室には、寝る/くつろぐ/語らう/遊ぶ/仕舞う/勉強するという沢山の機能がぶつかることなく、詰まっています

— Before After 平面図

“Ktei_zumen

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