住居者構成 : 一人暮らし

面積 : 81㎡以上

大人のリノベーション(40歳以上)

写真家の自邸リノベーション

東京ならどこへでも自転車で出向かれるパワフルなK様。都心へのアクセスの良い住吉で、ご友人の設計によりご自宅が完成しました。購入からお引越しまで約1年、惜しむことなく時間をかけて作り上げた、K様だけのお住まいを取材させて頂きました。

Profile
40代男性
リノベーション費用 1320万円(設計費含む)/@住吉/広さ 86㎡

設計は友人へ依頼したい。だから要望に柔軟に対応出来るEcoDecoへ

—K様は当初から、「設計は友人の弥田さんに」という希望が決まっていらっしゃいましたね。

K様:はい。友人の弥田さんが務めていた設計事務所を退職し独立すると聞き、それなら今後のお仕事の足がかりとして、僕の自宅の設計を手掛けてもらえないかと思っていました。

—独立を機にご友人からお声がかかるなんて、建築家冥利に尽きる出来事ですね!素敵です。EcoDeco(エコデコ)では、物件探しからリノベーションサポートまでのリノベーションワンストップサービスを行っておりますが、「設計はご自身で、もしくはご友人に」などの希望がある方に対しても柔軟にサポートさせて頂いています。K様の場合は、物件探しと工務店さんの紹介、銀行との手続きをサポートさせて頂きました。

K様:はい。購入に関しても全てリノベーションを前提に進めて頂き、弥田さんにバトンを繋いで頂きました。きっと町の不動産屋さんでは、こうは行かなかったと思います。お陰でマンションリノベーションの経験が多くはなかった建築家の弥田さんとのやり取りもしやすかったです。内見時にはリノベーションを前提としたアドバイスを聞くことができたし、資金計画についても相談に乗ってもらえました。マンションリノベーションの場合、住宅ローン、管理組合との折衝、解体してみて初めて分かる事実など、特有の壁も多いですが、乗り越えることができました。


▶︎波打つような天井には、照明が隠されている。

徐々に古い物件を見るように出会ったのは昭和後期のどっしりしたマンション

—物件探しでは、初めは比較的新しい物件を中心にご覧になっていましたね。

K様:はい。実は僕はかれこれ4年前くらいから家を買いたいと思って、色々と見た上で、リノベーションという選択肢にたどり着きました。最初は新築の一戸建てを建てようと考えていたんです。それに影響されて、リノベーションの場合もできれば新しい建物で、と考えていました。

—10件くらいの物件をご覧頂いたでしょうか。徐々に、築年数と環境の優先順位が逆転していって、今の物件に至ったような気が致します。

K様:そうですね。最初は新しければ良いと思いましたが、EcoDecoのコーディネーターの方と一緒に物件を見ていく内に、敷地に対してゆったりと建ち、環境の優れた建物が良いと考えるようになりました。

—お選び頂いたこちらの物件は、まさにご希望にぴったりですね。脇には横十間川が流れ、バルコニーの向こうは緑地になっている。自転車ですぐに都心へ出られる反面、静かで環境が良く、暮らしやすそうです。昭和のマンションならではの、余裕のある作りですね。


▶︎波打つ天井は、実はマンション特有の梁を隠すためのもの。見事な効果を発揮している。

建築家の斬新なリノベーションアイディア

▶︎窓のスクリーンを下ろすと、バルコニーの植栽が影となり、アートのように映る。

—さて、リノベーションについてもお話を伺えればと思います。K様邸は、ぱきぱきと折れ曲がる天井が特徴ですね。設計の初期段階から、この構想が出ていたかと思います。

K様:はい。もともと僕は、床だけでなく天井も木質でと考えていました。ある知人の家がそういった仕様になっていて、「僕もそうしたい」と思っていたんです。起伏のある天井は、僕の希望に対する弥田さんからのアイディアです。この天井は低めの梁や排気ダクトなどを隠しつつ、部屋の風景を作ってくれています。照明も巧みに仕込まれているんですよ。「天井を上げる」リノベーションが多いけれど、僕の家は「天井を下げ」て、空間を気持ちよく見せているんです。面白いでしょ(笑)

—横浜の大さん橋の折れ曲がるフローリングと通じるものがありますよね。あれは船からインスピレーションを受けていると思うので、アイディアの生まれ方は全く異なるのでしょうが、近いものを感じました。K様邸の天井は斬新ながら、既存住宅の中に新しい住宅を作るリノベーションにとって、理にかなった手法でもありますね。とても素敵です。

K様:設計の初期段階で、弥田さんにこのアイディアをラフスケッチとともに提案頂いて、すぐに「これで行こう」と決めました。

—天井のアイディアは、本当に面白いですものね!スケッチを一度見てしまったら、実現させないと気が済まなくなりそうです。ところで、床・天井と2つの大きな面に木を使っているK様邸ですが、重たい感じがありませんね。

K様:窓が多くもともと明るい部屋ですし、間接照明も周到に仕込まれ、天井が光の加減によってグラデーションに見えてくるからだと思います。またエアコンなどの家電もできるだけ露出しないように計画頂き、うるさくならないようにしました。それに加えて、石壁・アイアンなど、木に偏らずマテリアルの違いを楽しめるようになっているのも、重たい感じがしない理由でしょうか。そうそう、この石壁、ピーター・ズントーのテルメ・ヴァルスと同じものなんですよ。

—名建築の石壁がここにあるんですよね!驚きです。こんな掘り出し物があるなんて。良い物に出会う力も才能の一つなのかも知れませんね。

▶︎ラフスケッチの段階から決定していたという、うねりのある天井。

リノベーションした自宅がスタジオに

—ご自宅ではどんな過ごし方をされていますか?

K様:えっと、一人で86平米はちょっと寂しいんですけど…、というのは冗談。(笑)友人を招いて大人数で過ごすことが増えました。一人の時は、リビングのソファに腰掛けて読書を気ままに楽しんでいることが多いですね。大きな窓から緑を見ることのできる浴室も最高ですよ。一人でも大人数でも、色々な過ごし方ができるところを気に入っています。

—K様のご職業は写真家でいらっしゃいますが、ご自宅を撮影のスタジオになさることもあるそうですね。

K様:はい。ここだけは、他のカメラマンは使うことのできない僕専用のスタジオとも言えます。男性ファッション誌の商業写真の仕事をすることが多いので、雑誌を通じて実は多くの方に、写真の背景として僕の家を見て頂けていると思います。

ルイス・バラガンの建築のような鮮やかなピンクの壁を作りたい

K様:今の開放的な浴室も気持ちが良いのですが、暮らす内に寝室と浴室の間にはやはり洗面スペースがあった方がいいかな、と思うようになりました。そこでそのための壁を新設しようと計画しているのですが、その壁を、メキシコのルイス・バラガンの建築で見られるような鮮やかなピンク色にする予定なんです。玄関扉も同じ色にしようと思っています!

—バラガンの建築のような、鮮やかな色彩がここに加わるのですね。今は大人っぽい印象のK様邸ですが、中南米のようなからっとした明るさも加わって、どのように変貌するのかワクワクしますね。K様邸は完成しているようでいて、まだまだ手を加えられる部分が残っているのですね。少しずつ変化を楽しめるのも、リノベーションの魅力だと思います。徐々にK様らしく住みこなしていかれるのだろうと想像すると、楽しみになります。新しい壁面が完成したら、ぜひ見せてくださいね!!壁の色のお話からも感じますが、K様の気分や移り変わる時代に合わせ、K様邸は今後も進化してゆくのでしょうね。今後のK様邸にも期待しています。本日は、取材にご協力頂き誠にありがとうございました。

MEDIA

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インテリア改造計画
(マガジンハウス)

2015年12月
新世代のリノベ・マエストロは誰だ!?に掲載されました。
relife+ vol.11 (扶桑社)
ふえてます!男子おひとりさまリノベ P78-81に掲載されています。
Casa BRUTUS
(マガジンハウス)

リノベの天才、DIYの達人。2012年11月10日発売号で紹介されています。
151215casabrutus特別編集インテリア改造計画
vol.11_hyoushi_s
20121110CasaBRUTUS153955C8E86s
MonoMax特別編集 100ROOMS(宝島社)
2016年4月
表紙掲載&事例としてご紹介いただきました。
Monomax100ROOMS表紙

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