住居者構成 : 一人暮らし

面積 : 61〜70㎡

収納アイディアが詰まった家

趣味人の心を満たす仕掛けとこだわり
壁一面の本棚・土間・縁側がある家

富士山が望めるという眺望に一目惚れしてマンションを購入。
日々の激務をリフレッシュするための多彩な趣味をお持ちのM様の心を満たしてくれるのは、
リノベーションならではの数多くの仕掛けとこだわりでした。

Profile
40代男性
リノベーション費用 1,020万円(設計費込)/@朝霞/広さ 約62㎡/2013年12月竣工
BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

こだわりを実現する為に、中古を買ってリノベーション

—空気が澄んでいると富士山が見えるM様のお住まい。まず、リノベーションにたどり着いたきっかけは何だったのでしょうか?

M様:実は最初は新築マンションを探していたんです。でも、内見を重ねるごとに、画一的だと思うようになってきて。立地が変わるだけで、何も変わり映えしないことに不満を持つようになったんです。

—新築マンションの多くは、平均的な層をターゲットにしているので、多くの人に受け入れられ易い内装ですが、
その分、こだわりのある方にはつまらないと映ってしまうかもしれませんね。

M様:もちろん外観はそれぞれに特徴がありますし、仕様も若干の違いはあるんでしょうけど、内装に関しては本当に没個性。70点のお家という気がしていました。便利で綺麗な部分もありますが、こだわりがないというか。ちょうどそんな時、友人の家に遊びに行ったのですが、そのお家がリノベーションしたお家に住んでいて。70㎡くらいのお家でワンルーム。こんなお家もあるんだ!と。これは面白そう!とリノベーションに対する熱が膨らみました。

—そんな経緯があったのですね。確かにその経緯を聞くと、リノベーションはM様にぴったりだったんだと思います。

▶︎多趣味な施主さまは、料理も得意。増えてしまいがちな調理器具もすっきりと収納。効率的に使いやすく設計した。

富士山が見える抜群の眺望に一目惚れ

—M様がこの物件を購入しようと決意した一番の理由を教えて下さい。

M様:一番の理由はこの富士山を望める眺望ですね。バルコニーの目の前は別のマンションが建っているのですが、ちょっと視線を外すと、一気に眺望が開けるんです。富士山も見えますし、夏になれば花火も見えます。また、売主さんに「徒歩5分以内に全てが揃っている」と言われて、調べてみたら、本当に必要な施設やお店が徒歩5分以内に揃っていて、立地も良いなと。

—スーパーやコンビニ、市役所や飲食店も近いですよね。駅までも徒歩5,6分で近いですし。

M様:最初は、それこそ都内や神奈川に住むことも考えて、物件を探していたのですが、元々朝霞に住んでいて、やっぱり住み慣れた街の方が良いと思ったんです。都内へも意外とすぐ出ることが出来るし、程よく田舎というか(笑)九州の田舎の生まれなので、肌にあっているのかもしれません。

富士山を眺めながら起き抜けのコーヒーを楽しむ縁側

▶︎ベランダ側に設けた縁側から見える富士山を眺めながらのモーニングコーヒーは至福のひととき。

—バルコニー側の縁側もM様のお家の特徴だと思います。
この縁側の居心地は如何ですか?

M様:とても居心地がいいですよ。この縁側からは、富士山が見えるんです。特に、空気の澄み切った冬の朝はとても綺麗ですよ。

—とても贅沢な空間ですよね。

M様:仕事柄、朝は5時頃に起床するんですが、冬の朝は特に富士山が綺麗に見えるんですよ。それを眺めながら縁側でコーヒーを飲んでいると、とてもまったりしますよ。そして夏になると、この縁側から花火も見えるんです。友達や後輩と一緒に花火を眺めながら飲むお酒は格別です!

—設計で提案した縁側が最大に生かされた使い方ですね。ここまで楽しんで頂けていると、提案させて頂いた甲斐がありました。

▶︎M様のこだわりは、「マグカップ」にまで。キリンの首が持ち手になっている。

絶対に実現したかったお気に入りのフローリング

—こちらの住まいで、M様が一番拘ったことは何でしょうか?

M様:一番拘ったことは、幅広のフローリングです。これは何かの雑誌を見ていたときに一目惚れしたんですが、この迫力のあるフローリングはリノベーションじゃないと実現出来ないなと。見た瞬間に他のフローリングは考えられなくなりました。

—本当に迫力がありますよね。節もあって、程よく荒々しくて。

M様:表面の加工のお陰か、歩き心地も気持ちいいんです。木の上を歩いている感じというか。

—予算をオーバーした時の減額の打ち合わせの際も、ここは最後まで譲りませんでしたもんね。このお部屋は基本ワンルームなので、この迫力が活きていると思います。

▶︎一人暮らしには十分すぎるほど余裕のあるリビング。
▶︎施主が最もこだわったという、フローリングは、高価ではあるが、メンテナンスもしやすく、傷が付きにくいという特長がある。

ワンルームなのにONとOFFが切り替わる仕掛け

—玄関扉を開けると一番始めに目に飛び込んでくるのが天井の木製ルーバーですね。

M様:そうです。基本的にワンルームの住まいなんですが、天井で少し空間の性格を変えています。

—LDの天井は躯体現しのままで、寝室や洗面周りの天井はルーバー。
ワンルームで繋がっているけれど、雰囲気が変わっていて、自分の中のスイッチも切り替わりそうですね。

M様:寝室の天井がルーバーというのは、とても気持ちが切り替わりますよ!躯体現しの天井というハードな雰囲気から、柔らかい、優しい雰囲気に切り替わります。木に囲まれた空間になるので、お休みモードにスイッチが切り替わりますね。天井を下げて空間を抑えているのも効いているのかもしれません。おかげさまでぐっすり休めています。

—設計者の意図する効果を実感してくださっていて良かったです。実はこのルーバー、雰囲気を変える事以外に「排気ダクト隠し」という、とても大切な役目を担っています。このお部屋を設計していくにあたりネックだった事が、浴室周りの排気ダクトとキッチンの排気ダクトが部屋を横断する様にベランダ側に出ていたんです。これを隠しながら、隠すだけではない、雰囲気も変える様な仕掛けを出来ないかと考えた結果のルーバー天井だったんです。1年前よりも色味が濃くなってきましたね。

M様:ずっと住んでいるので気付きませんでしたが、言われてみると確かに濃くなった気がしますね。均一な色味じゃないのも気に入っています。

—年月を重ねる毎に色味が変わっていくのは、愛着も湧いてきますね。

▶︎天井の木製ルーバーは二つの大きな役割を担っている。
▶木製ルーバーのおかげで、ドアがなくても空間が緩やかに仕切られているように見える。

家事動線を快適にしたウォークスルー収納

▶︎寝室から収納を通った先に、バスルームなどがある。

—お一人暮らしということもあり、基本的には一人で過ごされるということで、今回はワンルームの設計を提案させて頂きました。

M様:ワンルームなのですが、一室が全てドーンと広がっている訳ではなく、寝室の天井は木ルーバー、その寝室からウォークスルー収納を通って洗面周りにアクセス出来るんです。この動線がとても便利で。洗濯物も、その動線を使ってバルコニーに干せますし、取り込んだ後も収納が近い。これで良かったと思っています。あと、このウォークスルー収納の収納力が凄くてとても助かっています。殆ど衣替えしなくて済むというのは思った以上にラクチンです。

—収納もキレイに整理整頓されていますよね。良かったです。ワンルームなのですが、あまりワンルームに見えない造りなんですよね。適度に壁が建っていたり、雰囲気も変えていたり。でも正真正銘のワンルーム。浴室とトイレの扉しかありませんから。ただ念のため、天井の木製ルーバーの一角にロールスクリーンを仕込んで簡易的に区切れる様にしています。

M様:これが全然使っていなくて(笑)今まで2,3度しか使っていないんです。ウォークスルー収納も裏に作られていますし、リビングやダイニングから見える部分に無いので、あまり気にするほどでも無かったみたいです。

▶︎整然と整理されている収納は、使いやすさの証明。

多彩な趣味のモノを一手に引き受けるのは4つの役割を持つ箱形収納

▶︎中央に見える箱形収納は、扉を閉めるとすっきり。

—ダイビングや自転車、ランニング、本の収集、料理など、多彩な趣味をお持ちですよね。

M様:そうですね。沢山の趣味があると、モノが沢山溢れてきがちで。それを解消したいと始めにお伝えしていました。

—例えば、ダイビングのウェットスーツは少し匂いがするので、衣類の収納と分けたいとか、焼物のお皿を集めているとか。このあたりのお話を初めに教えて頂いてから、十分な収納が無いとダメだなと感じていました。

M様:プランニングの時に、玄関付近に巨大な収納が出て来たときは「これでいろいろ収納出来る!」と思いました。この箱形収納、3面から使える様になっていて、それぞれが役割を持っています。一つ目の役割は、玄関に向いている収納。ウェットスーツやほか雑多な物を色々収納します。二つ目の役割は、ダイニングに向いている収納。お皿やキッチンのストックなどを収納します。炊飯器は引出せる仕様にしてもらい、とても重宝しています。三つ目の役割は、靴の収納。ランニングもしたりするので靴も多かったのですが、難なく収納出来ています。

—玄関に向いている部分は、土間との隙間に丁度腰掛ける事も出来るので、靴ひもを結んだり、趣味の道具をメンテナンスしたりするスペースに丁度良さそうです。最後の四つ目の役割とは何でしょうか?

M様:はい。四つ目の役割は共用廊下に面する窓からの視線外しです。この箱形収納のおかげで、共用廊下に面している窓を開けていても外の視線が入らないので、ワンルームでもとても落ち着いて暮らせています。

キッチンダイニング-4
▶︎食器用収納の扉を開けると、食器が整然と並べられている。
UP_A-12
▶炊飯器は使いやすいように、引き出し可能になっている。
玄関-12
▶︎土間からリビングへも直接上がれる。
玄関-7
▶︎ダイビングの道具などを中心に収納
玄関-3
▶緩やかに上がれる、式台の在る玄関

収集欲を満たす壁一面の作り付けシェルフ

—初めの打ち合わせのときに、本を眺めて過ごしたいと仰ってましたね。

M様:そうなんです。引っ越しの度に泣く泣く本を捨てていたんです。それがどうにも嫌になってきて、折角リノベーションするのであれば、今後は捨てないで済むように、ちゃんと棚を作りたいなと。

—こうやって棚を見ていると、本に限らず、好きな物、気に入った物を収集してますよね?

M様:確かに、そうですね。今気付きました(笑)気に入った物を収集する癖があるみたいです。趣味ですね。そして、それをちゃんと収納するというよりかは、ディスプレイして、陳列されている状態も好きですね。

—引っ越しのときに本を捨てずに済みましたか?

M様:お陰様で、全く捨てずに済みました。物欲が爆発したのか、本に限って言えば、いつの間にか倍以上の量になりました。

—まだまだ陳列出来る余白はあるので、これからもモノを増やせますよね。

M様:そうですね。これからももっと増やしたい!と言いたいところなのですが、今回この家を引っ越さなければならない事情ができてしまって。やむを得ず売却することしたんです。

—ご売却についてのご連絡をいただいたときは、とても驚きました。時間をかけてM様や工務店の方と一緒に作り上げた家ですので、残念だなという気持ちもありますが、それよりもM様にいい転機が訪れたこと大変嬉しく思います。この家を、どんな方に住み継ぎたいですか?

M様:この家を大切にして住んでくださる方に巡り会えたら良いと思っています。

かくして、EcoDecoにご売却の依頼をしてくださったM様。
「ゆっくりと半年程の間に買い手がみつかれば」とお考えだったのですが、売却活動開始間もなく、このお部屋を気に入ってくださる方が見つかりました。住まい手が変わっても、この部屋は流れる年月の中で経年変化していってくれると思います。

Before After 平面図

設計者 岡田より

「晴れた日には富士山が見えるんです!」そんなマンションのとある一室を購入されたM様の印象的な言葉からリノベーションがスタートしました。プランとしては、平面や断面の操作で「居場所」を緩やかに繋げ、全ての空間が円環状にズルズルと繋がっているワンルーム。多彩な趣味をお持ちのM様の趣味の道具をあるべき所にしっかり収納出来るよう配置することで、趣味を最大に楽しめる様にバックアップできる仕様としています。収集欲を満たす壁一面のシェルフ、ダイビングセットやキッチン用品を受け入れる収納、自転車を整備出来る玄関土間。雰囲気を変える天井の木製ルーバー、たっぷり収納出来るウォークスルー収納、そして、富士山を眺めながら起き抜けのコーヒーを楽しめる縁側。拘りが詰まったリノベーションでこれからも多彩な趣味を最大限に楽しんで頂ければと思います。

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