Pickup リノベの暮らし

【大人には大人の理由がある】お互いを尊重する住まいの哲学

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【大人には大人の理由がある】お互いを尊重する住まいの哲学

食べること、飲むことが大好きなご夫婦にとってのこれからの住まいとは。
長く出版社に勤めていた中で、アートや食、ワインなど様々な分野に触れ、造詣が深い奥様。一方のご主人は、食がお好きで「レストランで食べたあの味を再現したい」という思いから、料理の腕をどんどん上げていらっしゃいます。

年齢を重ねてからご結婚されたお二人は、家づくりを始めるにあたり「お互いになくてはならないものって何だろう」と真剣に話し合ったそうです。

ご主人:最初の打ち合わせで、私たちのライフスタイルや、それぞれが生活で大事にしていることはかなり詳しくお伝えしました。その上で、妻には一人で過ごせる書斎を、私は料理が好きなので機能的なキッチンとくつろげるリビングを作ってほしいとお願いしました。

奥様:私はこれまでずっと雑誌編集の仕事をしていたこともあって、静かに本を読んだり、書き物をしたりする時間を大切にしているのでどうしても書斎がほしくて。実は、結婚してすぐの頃に「お互いになくてはならないものって何だろう」と話し合ったことがあったんです。夫は食に対するお金は惜しまずきっぷのいい人。独身時代は驚くほど安い家賃の家に住んでいたにもかかわらず、友人と銀座の高級なお寿司屋さんやミシュランの三つ星レストランに行ったりしていたくらいなんです。
一緒に飲みに出かけることも楽しみではあるんですが、あまりに頻繁だと家でゆっくりと過ごす時間が持てなくなってしまい、それが辛くて、正直に夫にそのことを伝えました。

ご主人:お互いにお酒も外食も好きなんですが、楽しみ方が違うんだと気づかされましたね。そういうこともあって、リノベーションをするなら何はなくとも彼女には彼女の城が必要だと私は思っていました。


その結果たどり着いた答えが、お互いの人生を尊重する空間でした

【夫婦が導き出した、居心地の良さの答え】
・奥様の時間と空間: 一人で静かに過ごせる書斎(=自分だけの空間と時間)
・ご主人の主戦場: 機能的なキッチンと心からくつろげるリビング

きっと、これまでの人生を歩む中でそれぞれが思う「居心地の良さ」があったから、お互いを尊重しているお二人の優しさが滲み出ていて、こんな大人になれたらなぁ(年齢的には自分も十分大人なのですが)と、じんわり思えるんです。

2018年の事例ですが、何度読み返しても深く心に残るインタビュー記事です。その度に、お互いを認め合うことの大切さや、年齢を重ねてからリノベーションをするということは「変わらない二人の暮らし」と「これまで歩んだそれぞれの歴史、生き方を反映するもの」なんだなと改めて胸に刻んでいます。

ご自身にとって、そしてパートナーにとっての「なくてはならないもの」を問いかけることから、リノベーション(住まい作り)を始めてみてはいかがでしょうか。

▼この素敵なご夫婦のインタビュー事例は、こちらからご覧いただけます。

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