【リノベ初心者yano、学びます。】物件購入までの道のり▷Vol.5 内見と物件探しのコツ

【リノベ初心者yano、学びます。】物件購入までの道のり▷Vol.5 内見と物件探しのコツ

みなさんこんにちは、yanoです。
これまで、自分の住まいや暮らしに対する理想について整理をしたり(▷Vol.2)資金計画や費用について調べたりと(▷Vol.3&Vol.4)物件購入に向けての準備段階を主に学んできました。そして今回、Vol.5では遂に行動に移します…そう、内見です!

恐らくほとんどの方は内見を一度は経験したことがあると思いますが、その時に重要視したことは何でしょうか?内装や設備、日当たりに風通し、方角、眺望、周辺環境など色々ありますよね。今回はリノベーション前提の内見になるので(内装や設備はそこまで気にしないとして)上記の項目に加え、プラスαでチェックするポイントが出てくるんです。
EcoDeco代表・谷島の著書『ビギナーのための賢い家のつくり方 中古を買って、リノベーション』の中に登場する”内見時の7つのチェックポイント”をここで簡単にご紹介します。(谷島がブログでまとめた記事もリンクしています!)

内見時の7つのチェックポイント

①構造:取れる壁と取れない壁がある
マンション構造は「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類。

1.柱と梁で建物を支えるラーメン構造=壁をほぼ壊すことができる
▷間取り図に柱のシルエットがあれば、ラーメン構造!

2.壁自体が建物を支える壁式構造=取り壊せない壁がある
▷間取り図に柱のシルエット無し&5階建て以下の低層マンションは、壁式構造!


☝︎内見時は、壁をノックしてみよう!響くような軽い音がすれば壊せる可能性大。

②床・天井:直or二重
床と天井にもそれぞれ2種類の造り方が!


1.二重床・二重天井=床下空間や屋根裏空間が存在する
▷二重床なら配管(水回り)の位置を変えやすい・二重天井なら天井高をあげることができる
2.直床・直天井=直に仕上げ剤が施されている&床下空間や屋根裏空間は存在しない
▷直床で配管(水回り)の位置を変えるなら二重床にしなければならない=天井が低くなる
直天井だと天井高はあげられない
☝︎内見時は、床や天井をコンコンと叩いてみよう!軽い感触であれば二重床・二重天井の可能性大。
また、お風呂の点検口を開けて天井裏を確認することもできます。

③配管スペース:水回りは動かせる?
キッチンやトイレ、お風呂といった水回りを動かしたい方は販売図面の間取り図を要チェック!


水を流す場所の近くが黒く塗り潰されていたり、”PS”と書かれていれば
そこがパイプスペースと呼ばれるところ!ここは共有になるので撤去することは出来ないそう。
☝︎内見時は、間取り図をもとにパイプスペースの位置をしっかり確認!
キッチンとお風呂の場所を入れ替えたり、床の高さをあげて配管の位置を変えることは出来るので担当者に確認してもらいながら、リノベでどうするか考えてみましょう。

④窓サッシ:実は共有部分
築年数の古い物件だと窓サッシも古くなっている可能性は高いですよね。
それならリノベで新しくしよう!と思ってしまいますが、窓サッシは基本的に共用部分にあたるそう。
☝︎交換を希望する場合は、管理組合に相談してみましょう。
通常は大規模修繕で取り替え計画をされるものなので、そこも確認できるとなお良いですね。

⑤管理状態:共用部や修繕計画を確認しよう
昔から「マンションは管理を買え」と言われているほど、管理状態は大事なポイント。
☝︎内見時は、エントランスやゴミ置場、駐車場など共用部がキチンと整備されているかを見てみましょう。また、不動産会社に依頼をして重要事項調査報告書を確認するのも大切とのこと。そこでは建物の修繕計画(12〜15年周期で行われているか)や修繕履歴(実際に修繕は行われてきたか&計画通りか)などをしっかりチェックしておくのが良いそうです!

⑥給湯器・電気温水器:バスルームにこだわりたい人は必見
古いマンションでは「バランス釜」と呼ばれるガスを使った給湯装置がよく使われているそうですが、実はユニットバスへの交換や追い炊き機能への変更ができない場合があるようなので注意したいポイント。

室内に給湯器がある場合、室外に移設しようとすると外壁に穴を開ける必要があるので管理規約の制限が入るかどうか確認が必要です。
☝︎同じマンションの他のお宅を見て、給湯器が外に出ていれば問題なく移設できる可能性大。

⑦管理規約:マンション独自のルールを知る
契約前には知っておくべきポイント!過去には規約によって、「カーペットからフローリングに変更できない」「室内のコンクリートブロックが壊せない」といったこともあったそうです。先ほどの窓サッシのように、ルーフバルコニーも共用部にあたるので使用方法など事前の確認が必要です。

7つのチェックポイントを意識しながら内見をすれば、理想の暮らしを実現できる物件かどうか判断できるのに加えて、購入後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔するリスクを未然に防ぐことができそうです。

リノベーションで変えられないこと

リノベーションで物件の中身は変えられても、周りの環境は変えられません。
最近は現地に出向かずとも内見ができるオンラインサービスも登場していますが、やっぱり日当たりや眺望、街の雰囲気などは現地に行って確かめるのが1番かと思います。
でも内見に時間を取られすぎても大変ですよね。。内見前に候補物件を絞るコツや今までのお客様はどうやって納得のいく物件を見つけたのか知りたい!と、いうことで今回は街や物件を見ることが好きなコーディネーター兼設計担当の谷口にインタビューを決行します!

内見と物件探しのコツ

谷口さん。物件探しって数が膨大で、候補を絞るのが大変だと思うんですが…どうしたら良いでしょう!?

物件探しが難航する方は、理想の暮らしのイメージがあまり無い場合が多いですね。「家でまったり過ごしたい」というように、ざっくりで良いのでイメージしてみる。そしてそこから掘り下げていくと候補も絞りやすくなると思います。
イメージがある程度まとまったら、気になる物件はどんどん内見に行ってみる。実際に見に行くほうが判断がつきやすいので。内見に行くと、自分はどこをいつも見ているのか気づけることもありますよ。

実際に見に行くと新たな発見がありそうなので、時間が許す限りは現地に出向きたいです!ちなみに忙しくて内見にあまり行けない方や、見たい物件が多い方はどう動いたら良いでしょう?

今はグーグルマップを使えば立体的に物件周辺を見ることができるので、そこである程度目星を付けるのも候補を絞る方法としてはあります!お部屋の間取り図を見て良いなと思った物件でも、実は隣に高い建物が建っていたなんてこともマップで判断できますので。

おおお。候補を絞るには持ってこいのツールですね!それでは最後に、候補を絞れてもなかなか物件を決められなかったり、購入を迷った時はどうするといいでしょうか?

人それぞれですが…物件をなかなか決められない方へは、考え方を変えてみるという提案をしています。条件面だったり、リノベ費用を抑えるだったりですね。
購入を迷われている方には、お客様が何を迷われているのかをクリアーにするために簡単なリノベプランを提案したり、マンションの管理状況や相場などの全体的な情報をお伝えするようにしています。

…心強いです。物件探しが思うようにいかない時や購入に迷った時は、担当者に腹を割って(!?)相談してみると客観的な意見も聞けて良さそうだと思いました。谷口さん、ありがとうございました!

▷インタビューはyoutubeでも公開中。より詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!

本日のまとめ

エコデコの場合、お客様が内見される平均的な数は5件〜10件ほどだそうです。数か月で決まる方もいれば、年単位でかかってくる方も。ここは本当に人それぞれですが、物件を絞るのに越したことはないのでグーグルマップを使ったバーチャル内見なども是非参考にしてみてくださいね!
内見時は7つのチェックポイントに加えて、ここなら理想の暮らしができそうだとイメージを膨らませたり、自分が重要視するポイントを意識しながら見てみると良いと思います。

次回は、申込み〜売買契約までの流れについて学びます。
お楽しみに。

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■EcoDecoブログ・関連記事▷▷物件を読むコツ教えます

C o n t e n t s
Vol1.物件探しはどこに頼む? 
Vol2.理想の暮らしを手に入れるには?
Vol3.資金計画をしよう
Vol4.物件購入とリノベにかかるお金
Vol5.内見と物件探しのコツ ◀︎今、ここ
Vol6.申込み〜売買契約までの流れ
Vol7.売買契約   Q&A
Vol8.家を持つ、そしてリノベの道へ

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