二人暮らし/40〜60㎡
月に一度は中野ブロードウェイでフィギュアや漫画などのショッピングを楽しんでいたというN様ご夫妻。現在は、そのブロードウェイのすぐ近くにお住まいです。趣味のコレクションを飾りたいという希望はお持ちでありつつ、細かいこだわりは強くなかったN様。信頼出来るパートナーを見つけて、詳細はお任せしながらお家を手に入れるという、N様らしいマイペースなスタイルは必見です。
N様:以前から住宅関係の雑誌を読むのが夫婦の趣味の一つで、いつかはリノベーションをと考えていました。家賃を払い続けるのは勿体ないと感じていたので、結婚を機に、早々にEcoDecoさんへお話を聞きに行きました。
—— ご入籍を済まされたばかりのときに、弊社へお越し頂きました。ご希望の中野はEcoDecoでも人気の良いエリア。人気なだけに物件探しの難易度は高めであることもお伝えしましたね。
N様:はい。仕事柄、終電後の帰宅が多いため、職場から歩いて帰ることが出来る範囲での家探しを希望しました。人気のエリアに限定しての家探しは、難しいということは理解していました。だから、じっくり腰を据えて探そうという考えを持っていたんです。
—— そうだったのですね。しかし結果的には、あっという間にこちらの物件を見つけ、沖縄での結婚式とほぼ同時に東京で売買契約を行うという強行スケジュールとなっていましたね。
N様:気付けばそういう流れになっていました。僕たち、何でもそういうパターンが多いんですよね(笑)
初めてEcoDecoさんへ伺った際にお勧め頂いたのが自宅となったこの物件でした。条件が良いと感じたけれど、その時は申込が入っていて購入チャンスは薄かった。残念に思いました。でも、数週間後にまたその物件を検討出来るチャンスが巡ってきたとEcoDecoさんから連絡を頂いて。一度は諦めかけた物件。購入出来るチャンスは逃すまじと、内見してすぐに購入を決めました。
—— N様に物件購入を頂くことになったとき、思い出されたのが、N様と同じく高円寺から中野へのご転居をなさった2011年竣工のK様邸@中野のことでした。全く同じご転居ルートに勝手ながら運命を感じ、N様へK様邸のことをご紹介させて頂きました。
N様:僕たちも同様に、何かご縁を感じました。そして改めてK様邸のお写真を拝見させて頂いて、所有物が多い感じとか、照明を落とした大人っぽい空気感、アイアンを多く使った什器など、とても素敵だと感じました。K様邸の設計をなさった建築家の芦沢さんに設計をお願いしたいと、思うようになりました。
—— 芦沢さんは、EcoDecoの提携設計事務所の中でも不動の人気を誇る建築家さんです。アイアンを使った什器の製作や、シーンに応じた丁寧な照明計画、荒っぽい躯体を活かした空間づくりなど、リノベーションをとても得意とされています。幸い、K様のご厚意で、実際のK様邸の見学もして頂くことができましたね。
N様:実際に見学させて頂いて、オリジナルのテーブルやソファ、また家全体のデザインに統一感があるところなども、更に魅力を感じました。僕たち夫婦はフィギュアや漫画本を多く所有しているので、雑多な印象にならないよう、一貫性のあるデザインの住まいを求めていました。K様ご夫妻はものを多く持っている方達でしたが、それが空間によく馴染んでいて、むしろスマートな印象でした。芦沢さんにお任せすれば間違いないなと直感しました!
—— そこからは、割とお任せでリノベーションを進められたのですよね。
N様:はい。毎回打ち合わせの時間も他の方より短めだったと思います。「細かいところはお任せします!」というスタンスでした。
—— あはは。こだわりやのお客さまが多い一方、一定の割合で、“お任せ”を希望されるお客さまもいらっしゃいます。そういう方には、デザインの軸がはっきりしているリノベーションパートナーをご紹介させて頂くようにしています。
—— さて、当初から、ソファに座ってTVを眺めるのがお家での一番多い過ごし方と伺っていました。大きなソファ、気に入って頂けていますか?
N様:はい。実は、一日の内15分くらいしかダイニングでは過ごさないんです。それ以外の時間はほとんど、ソファに座ったり、横になったりして過ごします。こうしたソファ中心の生活は、以前からのもの。でも、サイズがゆったりになり、よりリラックス出来るようになりました。
—— 深く腰掛けてゆっくりできる、大型のソファ。オリジナルのオーダーソファだからサイズもリビングにぴったりですよね!
▷エントランスには、ご夫婦2台分をハンギングしている
▷2つあるベッドルームの1つには、ワークスペースもある
—— 住宅ローンについても、お話を伺えますか?
N様:はい。僕たちの場合は、もし50代で早期リタイアをしても、その後ゆったり暮らせるようにと思い、住宅ローンは15年の借入としました。僕の職場は、若手が中心です。あと15年くらいは現役でと考えているけど、その後はどうしようかな…。まだあまりイメージ出来ていないためです。
—— 30代の方のほとんどが35年ローンを組まれるのに対して、N様の借入の仕方は、実はとても珍しいです。50歳の頃には、既に住宅ローンを終えた状態の不動産を所有している計算ですね。退職時、またはそれ以降まで続く住宅ローンを組む場合は、現状と同程度の収入を得続ける人生が前提になります。15年で返済から解放されれば、その後の人生の送り方の自由度が広がりますね。そのために予算を抑えて購入するというのは、先が読みづらい今の時代に合った購入方法だと感じます。
N様:借入期間が短くなるということは、総予算も縮小されるということ。それでもこうして都心の住宅を手に入れることができるというのは、リノベーションの魅力の一つですよね。
▷ダークトーンに押さえたバスルーム
▷トイレの壁はモルタル
—— 弊社へお越し頂いてから、テンポ良く本日まで歩みを進めて頂いたと感じます。リノベーションを実際に経験されて、いかがでしたか?
N様:以前から、住宅の本が夫婦ともに好きで、リノベーションで住まいを手に入れられたらと、憧れの気持ちで見ていました。でも実際、自分達がリノベーションで自宅を手に入れると言うのは、EcoDecoさんへ伺うまでは何だか現実味のない話でした。今ではこうして理想の住まいを手に入れ、落ち着いた日々を送っています。結婚式などもそうでしたが、細かいところは信頼できるパートナーにお任せしたいと考える僕たちには、家づくりに関しても誰か導いてくれる方に出会う必要がありました。コーディネーターさんが居たからこそ、たどり着くことが出来ました。ありがとうございました!
—— 物件探し、購入、設計、工事など多くのステップを次々に進める必要があるリノベーションですが、貴重な住まいづくりの期間を苦労と感じず、楽しんで頂けるようにと思い、コーディネートのお仕事をさせて頂いています。N様にそのようにおっしゃって頂き、何より嬉しいです。
N様、本日は取材のお時間を頂き、ありがとうございました!
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