キッチンにこだわった家

新築選びは妥協の連続?
リノベーションで納得できる住まいづくり

ファミリー/71〜80㎡

リビング・ダイニングからは沢山の緑と工場萌えの景色、東京湾まで見通せる、抜群の景色を持つ低層マンションを購入されたN様。新築分譲マンションの契約一歩手前まで進まれていたN様が、リノベーションを選択された理由は、住まいに対して「納得」できるかどうかでした。

Profile
  • N様@@山手
  • ご夫婦+お子様1人の3人家族/70.76㎡
  • リノベーション費 約1,080万円(設計費含む)

— Before After 平面図

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新築分譲マンションを契約する一歩手前でリノベーションへ!?

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▷開放的なダイニングで、時々お料理教室が開かれるそう。

—— 弊社に来る前に、新築の分譲マンションも検討されていたんですよね?

N様:そうなんです。実は、新築マンションの契約書に判子を押すだけという段階まで進んでいたんです。


—— えっ!それは本当ですか!?初耳です。検討されていたというより、購入する一歩手前だったのですね。 その段階まで進まれて、どうして購入されなかったんですか?

N様:契約目前まで進んでいて言うのもなんですが、納得できていなかったんです。検討していた新築マンションの設備は、オートロックで防犯も優れていて、キッズルームがあったり、病院があったり、とても充実していたんですが、立地に関して選択する余地は殆どありませんし、内装のチョイスできる幅も非常に少なかったんですね。何か、妥協に妥協を重ねて選んでいる感覚があったことに納得出来ませんでした。それを不動産屋さんの方に話をしたら、「全てにおいて納得できることはないので、徐々に納得していけば良いのでは?」という感じのことを言われてしまって…。そんなことを言われた途端、急に萎えてしまって「じゃあ今回は見送ります」と(笑)。


—— 新築マンションの立地環境や内装に満足できる方もいらっしゃると思いますが、N様は、そこに妥協出来なかったのですね。

EcoDecoなら納得できるリノベーションを実現してくれそう!

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—— 新築マンションの契約を見送った後、どのような流れでリノベーションに行き着いたのですか?

N様:TVや雑誌などで前々から何となく知っていたんですが、新築マンションの契約を見送ってから本格的に調べ初めました。調べれば調べるほど、私達には中古マンションを買ってリノベーションした方が「納得」出来そうだと感じたんです。新築マンションについていた設備も、改めて考え直してみると、あったらよいけれど、私達に限って云えば「必須では無い」と思ったんです。中古マンションのリノベーションであれば、立地環境に関しても選択の幅が広がります。気に入った場所に建っているものの中から選ぶことが出来るというのは中古マンションならではですよね。内見したときにも、住まわれている人がいれば住環境について聞くことも出来ます。立地環境に関しても内装に関しても、自分の住まいに「納得」できるのはリノベーションしか無い!と。


—— N様が持っている「納得」できるかどうかという基準をリノベーションなら満たせそうだと思われたんですね。弊社にお越し頂いたきっかけは何だったんでしょうか?弊社の事例でしょうか?

N様:その通りです!EcoDecoさんの事例がしっくり来て、「EcoDecoなら納得できるリノベーションを実現してくれそう」と。あと、当時のEcoDecoさんは移転前で目黒にありましたよね。僕の会社のすぐ近くだったんです。なんならランチに行くよりも近くて。(笑)


—— 移転前の目黒にいた時は、ご主人の会社の前の通りが、僕の通勤経路でした(笑)実際に弊社でリノベーションしてみて、「納得できるリノベーション」が実現できましたか?

N様:おかげさまで(笑)ファーストプランのスケッチを見た時に「やっぱりEcoDecoならイメージ通りのリノベーションにしてくれそう!」と改めて思いました!仕事にしても、育児にしても、人生の中でイメージ通りに行くことって少ないじゃないですか。でも、今の住まいに関しては正にイメージ通りです。不満や妥協はありません!


購入後に発覚した嬉しい想定外の「ロフト空間」

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—— ファーストプランの段階で、「寝室にロフトが作れるかもしれません」と話したのを覚えていらっしゃいますか?

N様:はっきり覚えています!壁式構造で間取りの変更は難しいというのは覚悟していました。でも間取りの変更が難しくても、この間取りなら問題なく住めると思って購入しました。部屋の中に階段があるというのも個性があって面白いなと。でも、ただ1点。収納だけがネックだったんです。山登りが趣味なので、その道具やスキー板など、人よりも物が多いと思っていたので。だから、W.I.Cも無くて、部屋の収納も少なくてどうしようと。なので、「ロフトが作れるかも」という話を聞いた時は、ラッキーだと思いました!これで唯一の心残りだった収納が解決できると。


—— EcoDeco(エコデコ)では、ファーストプランをご提案させて頂くにあたり、現地調査を実施させて頂いています。その現地調査では、お部屋の実測を行い、設備配管等が確認できるところは確認して、既存図面が残っている場合は、その図面も確認します。N様邸の場合は、外観の印象と内部の印象に大きなズレがあったんです。「この部屋は、どう考えてももっと天井が高くできるはず」と。ですが、これは図面に記載も無くて、正直確証が持てませんでした。ですから、「解体してみないと正確には分かりませんが」という前置きを付けて、ロフトのご提案をさせていただきました。結果的には、この読みは当たっていて、計画通り、天井高4mの中にほぼ丸々一部屋分のロフトを作れましたね。

N様:解体されて、天井裏が露わになった時は、天井高4mという高さに驚きながら、これでロフトが作れる!とホッとしました。ほぼ丸々1部屋増えた感覚に近いので、2LDKを覚悟して買ったつもりが、気分的に3LDKになって。本当に嬉しい想定外です!

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▷寝室の上にはロフトを作り、十分な収納を確保できた。

ダイニングは料理教室としての場所か!?それとも家族のための居場所か!?

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▷奥様お手製のおいしいぜんざい


—— 奥様は当時、月に2回程度料理教室を開かれていて、今後は週に1回程度のペースで料理教室を開きたいとおっしゃっていましたよね。そのために、料理教室の生徒さんに色んな方向から見てもらえるアイランドキッチンにしたい!と仰っていました。

N様(奥様):そうなんです!実は、この物件を決める際に、夫と意見が食い違った点があって。それが、アイランドキッチンに出来ない事だったんです。EcoDeco(エコデコ)さんにアイランドキッチン案もご提案して頂いたのですが、壁式構造の制約上、どうしてもダイニングスペースが小さくなってしまって。それが物件契約の最後まで心残りだったんです。でも夫に、「ダイニングは料理教室の為の場所じゃなくて、家族のための居場所」と言われて。その時に気付きました。「家族の為の居場所」を犠牲にするのは間違っていると。よくよく考えてみると、料理教室の貸しスタジオもありますし、なんとでもなるかなと。


—— ご主人の一言、とても素敵ですね。今は、料理教室をどちらで開いているんでしょうか?

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N様(奥様):ここで開いてます(笑)料理教室を開いてみて思ったのですが、全く支障ありません。キッチン室のように壁で囲われていて、生徒さんから見難いかなと思っていたんですが、全然問題ありません。料理を頻繁にしていると、匂いや油はねも凄いので、今ではアイランドキッチンじゃなくて良かったと思っています。


—— 全然問題無いということで安心しました。生徒さんからの評判は如何でしょうか?

N様(奥様):とても良いです!カフェみたい!と。お店でも、内装の雰囲気が素敵なお店とそうじゃないお店があったら、雰囲気が素敵なお店で買い物をしたいじゃないですか。料理教室なので、一番の目的は料理を習いに来ることだと思いますが、やっぱり内装の雰囲気も大事だと思うんです。その点ここは、普通の住宅の内装と違うので、生徒さんもお店に来たような感覚で、リフレッシュされて帰られていると思います。

リノベーションオープンルームで不安を払拭

玄関
室内階段

—— 内装の雰囲気に関して言うと、初めにお渡ししたスケッチの雰囲気と殆ど変わっていませんよね。クロスを剥がしただけのコンクリート躯体、新しく作った真っ白に塗装された壁、そしてラーチ(カラマツ)合板がN様邸のデザインソースです。住めば住むほど良い感じに味が出てくると思います。これらの素材に対して不安はありませんでしたか?

ご主人:実は不安でした(笑)というのも、スケッチを見て全体のイメージを共有できていたのですが、それらの素材を使われている住宅を実際に見た事がなかったので…。サンプルも用意して頂いたりしたのですが、それらの素材が組み合わさった時の雰囲気がイマイチ掴めなかったんです。


—— そうでしたよね。サンプルをお見せしても、それらの素材を使用している写真をお見せしても、N様の反応が掴めなくて僕も困ってました。そんな時に、たまたま担当していたH様邸@鷺沼のオープンルームが開催できる事になって、いち早く連絡させていただきました。H様邸@鷺沼では、コンクリートの質感は無いのですが、白い壁とラーチ(カラマツ)合板の組み合わせが、内装のポイントになっていたので、「これを見ればN様の不安を払拭出来る!」と。

ご主人:あのオープンルームは本当に良かったです!特にラーチ(カラマツ)合板の建具や家具は見たことがなかったので、どんな雰囲気になるのかはっきり分かりました。スケッチで全体の雰囲気を掴んで、実際に使われる素材もはっきりして。不安は一気に無くなりました。他のお客様も、オープンルームへの招待があったら絶対に行くべきです!サンプルや写真だけでは分からないことも多いですし、気分も盛り上がります!


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外の緑を感じながら美味しいお茶会を—ビフォーアフターとともに—|H様@鷺沼
お話の中で登場した、内装仕上げ材にラーチ合板を使用したリノベーション事例です。

システムキッチンか!?はたまた造作のオリジナルキッチンか!?

—— とても印象に残っていることとして、設計の最後までシステムキッチンにするか造作のキッチンにするのか迷われてましたよね。最終的には造作のオリジナルキッチンを選ばれたわけですが、結果的には満足されていますか?

ご主人:大満足です。料理教室の生徒さんからも「こんなキッチン売ってるんですか!」とよく言われます(笑) システムキッチンはショールームで確認できるけど、造作のキッチンは工事が終わるまで確認が出来ないじゃないですか。どんな風になるのか想像がつかなかったのと、キッチンで使っているラーチ(カラマツ)合板が汚れたりしないかどうか不安で、最後まで迷ってました。後は、システムキッチンの機能に圧倒されていました。ふきんを乾燥させる機能等もあってテンションが上ったり。でも見積をみたら、造作のキッチンの方が50万円くらい安かったんですよね。そして素材に関しても、EcoDeco(エコデコ)さんに「ラーチ(カラマツ)合板の経年変化も味になります」と仰って頂いたので、造作のキッチンに決めました!


—— そうでしたね。N様とお会いした時に内装に関して仰っていたのは「住めば住むほど味が出てくる内装」だったので、造作のキッチンを薦めさせて頂きました。

ご主人:キッチン周りだけで1日に2回ほど掃除したりするんです。というのも、愛着が湧いてしまって(笑)大事につかっています。

もっと長い間設計したかった!全然苦にならなかったリノベーション期間

▷ロフトの下はベッドルームになっている

—— N様の場合、最初のお顔合わせからリノベーションのお引渡しまで6ヶ月かかりました。この期間は長かったと思いますか?

ご主人:実は、EcoDecoさんに来る前に、他のリノベーション会社にも行っていまして。その会社からは、「設計から引き渡しまで3ヶ月です!」と言われたんです。その後、EcoDeco(エコデコ)さんでは設計から引き渡しまで6ヶ月と言われたので、尚更その期間の長さに驚きました。この差は何だ!?と。でも振り返ってみると、決して長く感じませんでしたね。むしろもっと長くても全然おかしくないですね(笑)。提案していただいたものを自分たちで調べて検討する時間もありましたし。今となっては、3ヶ月で全てを終えられることのほうが不思議です。


—— 弊社では、本当に細かい部分の打ち合わせまでさせて頂いています。それこそ、お客様にご納得していただけるまで何度も。ですから、設計に3~4ヶ月、工事で2ヶ月程かかってしまいます。3ヶ月で全てが終わっていたら、検討する時間もなかったかもしれませんね。

ご主人:スイッチや照明を調べる時間もあったので、本当に助かりました。


—— 最後に、もう一度リノベーションできるとしたら、何かご要望はありますか?

ご主人:正直、もう一度リノベーションしたいとは思いませんね。というのも、本当に納得して満足していますので!もう一度リノベーションしたいと思わないくらい納得して満足している私達は幸せな家族ですね。


—— 私達も、N様の幸せの一端に関われたこと、大変嬉しく思っています。ありがとうございました!

設計 岡田から

バルコニーからは沢山の緑と工場萌えの景色、東京湾まで見通せる抜群の眺望を持っているN様邸。壁式構造で間取りの変更が難しく、更に、室内に階段があったり、4m超の天井高があったりするこの空間の個性を大切に計画を進めました。壁式構造ならではの「躯体に空けられた孔」の痕跡を残すように、ビニルクロスで隠蔽されていた躯体を露わにし、仕上げや建具が取り付くディティールに注意しながら、4m超というあまりにも高すぎる天井高を利用した。寝室上にロフトを設ける事で寝室に篭り感を与えるとともに、収納の充実も図っています。敬遠されがちな壁式構造という制約の中で、適材適所のディティールを考えぬくことで、カフェのような居心地で、ずっとそこに居たくなるような住まいとなっています。

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