住居者構成 : ファミリー

面積 : 81㎡以上

子育てハウス

共働き夫婦が選んだ三世代が集う家
家族が多くても散らからないスッキリした暮らし

共働きで2人の小学生のお子様がいらっしゃるS様ファミリーは、ご両親の家との距離・広さ・環境にこだわってマンションを探した期間は12年!リノベーションで間取りや動線に工夫をしたことで、自然とリビングに家族が集まり、音楽を奏で、会話が生まれる暮らしが実現しました。

Profile
40代ご夫婦+お子様2人の4人家族
リノベーション費用 1470万円(設計費込)/@多摩川/広さ 約98.3㎡/2014年3月竣工
BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

やっと手に入れた理想の住まい

—S様はご自身で物件を購入され、リノベーションの設計からEcoDecoにご依頼をいただきましたね。

S様:結婚と共に上京をしたのですが、家探しは結婚してからずっと探していました。夫婦共働きでしたので両親を九州から呼んで近くに移り住んでもらい、子供の面倒などをお願いするような生活をしていたので、親から離れるようなエリアではなく歩いて5分くらいで行き来ができるところに限定して探していたので、希望の物件に出会うまで12年くらいかかってしまいましたね。その間に子供が2人になりましたが、ずっと家族4人で47㎡の部屋に暮らしていました。

—部屋の広さが急に2倍以上になったのですね。お部屋の広さが変わると生活スタイルは変わりましたか?

S様:以前は窮屈で大変でしたが、私達のライフスタイルは変わっていないです。やっと自分達のライフスタイルに合った部屋になったという感じですね。

—なるほど。確かにそうですね、設計の打合せの際にS様から当時の暮らしについてヒアリングさせて頂きましたが、お母様やお姉様が近くに住んでいらして夕飯はみんなで食卓を囲んだり、ピアノやフルートの演奏会もご自宅でされているとのお話しでしたので、47㎡に住んでいると伺った時はちょっとびっくりしました。

S様:そうですね。窮屈でした(笑)。昔の家は帰ってくると子供達の荷物が散乱していて足の踏み場がないくらいでしたから…。いろいろと工夫して暮らしていましたが、家の中は窮屈だったので、夏と冬の休みにどこか遠くに旅行に行くことがとても楽しみでしたね。きっと開放されたかったんでしょうね〜。でも今は広くて開放的な暮らしを手に入れることができてとても満足しています。

—やはり決め手は立地と広さだったんでしょうか?

S様:この部屋に決めたのは広さと明るさですね!立地は両親の家から7分くらいなので、希望の5分以内ではなかったんですが、窓が多くてすごく明るくて気持ちよかったので7分は許容かなぁ〜、ということになったんです。アトリエとして使っている部屋は朝から暑いくらい陽が入るのですが、窓が折れ戸式なので、ルーフバルコニーに向かって全開放できるのもポイントが高かったですね。

—明るさはかなり重要だったんですね。

S様:そうですね。部屋の中が暗いと気分も暗くなっちゃいますからとても重要でしたね。この家は窓が多くて開けているけど、どこからも見えないような位置なので何も気にせず自由に楽しんでいます。開放的なんですが隠れ家みたいなところが気に入っていますね。カーテンもずっと付けていなかったんですよ。

心地良い場所で自由に楽しく!ルーフバルコニーでピクニック気分

▶︎ルーフバルコニーに繋がる窓は折戸式だから、開放的!

—確かに窓が多くて光がすごく入りますね。でもカーテンはつけていなかったんですか?

S様:付けていなかったです。でも子供達からTVが見づらいというクレームがでたので今はレースだけ付けましたけど(笑)。ちなみにアトリエのカーテンは自分で縫ったんですよ。日暮里の問屋街にあるカーテン屋に行った時、お店の人に「ウチに来る人はみんな自分で縫ってるよ」と言われたのでやってみたんです。すごくいっぱい生地があって選ぶのも楽しかったですねー。

—光が当たってすごく発色のいいステキなカーテンだなと思っていたんですが、まさかご自身で縫われたとは思いませんでした。本当にS様はいろいろな事にチャレンジされますね〜、さすがです。朝のアトリエも見てみたいです。

S様:本当にすごく明るいですよ。気持ち良いので朝は家族みんなでアトリエの小さなテーブルを使って食事をしてるんです。

—そうなんですか!楽しそうですね。ルーフバルコニーでも食事はされるのですか?

S様:ルーフバルコニーには屋外コンセントを付けてもらったので、両親が来たときや友人が遊びに来たときはホットプレートを持ち出して外で食事もしてますよ。みんなでピクニックしたこともありますね。

—いいですねー!アトリエだったりルーフバルコニーだったりとその時その時の気持ち良い場所で食事をされているのですね。桜も見えるから春は花見もできそうですね。

S様:そうですね。落ち着いたらバルコニーも手を出したいと思っているのですが、まだ何もできていないのでこれからですね。

「音楽」で繋がる家族の時間

▶︎撮影当日は全員が揃わなかったが、2人で連弾をしてくれました。

—S様はフルートやピアノなどご自宅で楽器を演奏なさっていますよね。引越されてから演奏会はもう開催されましたか?

S様:それが外での発表会で大忙しの状況で(笑)。落ち着いたら家で発表会もやりたいと思っていますよ。

— そうだったのですね。設計中に感じていたのですが、S様ファミリーは奥様だけでなく、ご家族4人みんながピアノが弾けるのはいいですね。4人で連弾されたりと「音楽」が暮らしのキーワードのひとつになっているようにも思えます。

S様:そうですね、家族で一緒になれる時間が過ごせるというのは、大切にしたいと思っています。3人までなら楽譜はあるのですが、4人連弾の楽譜はないのでアレンジして演奏しているんですけど、まだ子供が小さいからなんとか4人の連弾ができてるって感じですね。もう少し大きくなったらスペース的に無理かなぁ〜。

—S様がフルートでお子様がピアノで協奏することもされているので、これからも家族みなさんで音楽を楽しんでいってもらいたいですね。家族の共通する趣味があるってとてもステキだと思います。

▶︎奥様がフルートを演奏されるお部屋は、心地よい光と風が入る、リビングの隣にあるお部屋。

家族4人暮らしの思いを叶えた生活空間

▶︎S様ご夫妻と設計した岡野のインタビュー風景。春の晴れた日に行われました。レースのカーテンを通して柔らかな陽が差し込む心地よい空間でした。

—では、S様のリノベーションに対するご要望や思いなどをお伺いします。設計当初からS様のご要望はいろいろあったのを覚えています。窓サッシを交換したい!や家事室が欲しい!キッチンはリビング側に移設したい!などお伺いしましたね。いろいろ希望が叶ったとのことでしたが、S様がお部屋に対して特にこだわったポイントはどこですか?

S様:いろいろありましたが、大きいポイントとしては「広い玄関」「孤立する部屋を作らない」「コンドミニアムのような暮らし」という所でしょうか。

—もっといろいろあるかと思っていましたが、3つなんですね!?

朝の混雑を解消させる広い玄関!

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—1つづつ詳しくお聞きしたいのですが、まずは「広い玄関」に関して教えてもらえますか?今回のリノベでは玄関の左右に収納スペースを確保したりと広めに計画しましたが。

S様:家族4人で生活をしていると出かけるタイミングが集中してしまって困っていたんです。「遅刻するー!早くして〜」みたいな(笑)。なので、広い玄関にしたいとずっと考えていました。それに子供達が帰ってきたら荷物を玄関先に置くので、以前は通り道がなくなってしまうような状況だったんです。傘や靴、習い事のバッグなど玄関に収納したいものは沢山あったので、収納がしっかりできて玄関がスッキリさせられたのはとても良かったです。更に言うと、以前の家では共用廊下に面した窓のある寝室だったんです。それを、この家では玄関収納スペースを設けるためにセットバックさせて室内窓に変更してもらいました。人の気配を気にしなくてよくなったというのが暮らして感じたことですね。

—たしかに寝室は寝る部屋なので夜中の通行人の気配は気になるかも知れませんね。今はセットバックさせた壁に絵を飾ったりと玄関がギャラリーのようなスペースになっていて明るく気持ちいい空間ですよね。それに家族4人分の生活を考えると玄関の収納力は重要。実用性の面でも、精神的な面でも効果的な工夫だっと思います。

▶︎玄関ホールの右手は、ギャラリーがあり、突き当たりに収納がある。
▶︎玄関ホールの左手は、ウォークスルーになったシューズインクローゼット。奥にある家事室へと続いている。

孤立する部屋を作らないレイアウト

—では次に、「孤立する部屋を作らない」というポイントですが、このお考えはどのようなところに反映されているのでしょうか?

S様:リビングを中心にした暮らしにしたかったので、個室は最小のスペースにしました。そして、その個室が閉じた状態になってしまうのが嫌だったので、開放しておいても邪魔にならない引き戸にしてもらったんです。それから設計中にどうするか悩んだのですが、廊下とリビングの間に扉を設けないということにしました。引き戸にして開放できる個室にしても廊下とリビングが閉ざされてしまうと結局リビングと個室が分断されてしまっていたんじゃないかなと思うので、これは正解でした。

—なるほど!こうしてリビングでお話しを伺っていますが、ここから個室まで繋がっている感じがあるので家族が個室にいても人の気配を感じることができますね。家族全員の生活スタイルや家族同士の距離感などソフト面のご要望が形になったという感じがします!

S様:それから手洗いを廊下の一画に設けてもらったのですが、これも正解でした。帰って来てすぐに手洗いができますし、トイレの後も手洗いができるのですごく便利です。もはや廊下ではないですね、歯磨きもするし、ドライヤーもここで使うので我が家にとっては「身支度スペース」になっています。この間取りは暮らしやすいですね〜。

—そうですね、廊下という感じではないですね。リビングからつながったちょっとしたスペースで、個室の前室のような雰囲気もします。では、最後3つめの「コンドミニアムのような暮らし」というポイントはどんなことだったのでしょうか?

▶︎廊下にある、洗面台。お子様のうがい手洗いがスムーズで、使い勝手がいい。
▶︎玄関ホールから見た廊下とダイニング。白を基調としたインテリ アは、清潔感にあふれている。
▶︎ご長男の個室。玄関からすぐの部屋は孤立しがちですが、この家の場合は、連続性が感じられる。
▶︎真ん中の個室は、家族みんなのスタディルームになっている。汚れることを想定して、「汚れても平気な」床材を使った。

コンドミニアムのような「散らからない部屋」

▶︎こだわりの家事室。汚れ物を洗う、干す、取り込む、アイロンをかける、仕舞うという一連の流れを全てこの家事室で完結させることができる。計算された動線になっています。

S様:これはオーストラリアに旅行に行った時にすごくいいなと思ったことなのですが、コンドミニアムって物がしっかり収納されていて表に出てこないのですごく気持ちよかったんです。それに朝食を摂って散らかした状態で外出しても帰って来たら魔法のように片付いている。あの感動が残っていたので、表に出したくない物がいつも出ていない状態をつくりたかったんです。

—なるほど、スッキリしたお部屋にされたいという思いから「コンドミニアム」というキーワードが出てきたのですね。家族4人の生活だと本当ならもっと物が表に出てきてゴチャッとしそうですが、S様のお部屋には壁面収納の他に玄関には収納スペース、キッチンにはパントリー、アトリエには大型のクローゼットと収納をしっかり確保されて頂いていますから収納力はバッチリですね。

S様:パントリーはすごく重宝していますよ。それにキッチンには奥まったスペースもあって、オープンなキッチンなのに冷蔵庫や電子レンジなどキッチン周りのゴチャゴチャした物達がリビングから全く見えないのでスッキリ見せられています。希望通りでしたね。それから、家事室を設けたのが一番大きいかもしれません。洗濯物が溜まっていても表に出てこないから全然気にならない。住んでいる私たちも家事室に行くまで溜まっている事を忘れてしまうくらいです(笑)。脱衣室を狭くしてでも家事室を広くして本当に良かったです。

—そうでした!家事室!ルーフバルコニーに面した明るくて気持ちいい部屋ですよね。こちらもご希望通りでしたか?

S様:すごく便利です。洗濯物はそのまま乾燥機で乾かすので、洗濯からアイロン掛けまで全部この家事室で完結させることができるからとても便利です。シンクも付けてもらったので上履きを洗ったりもできますし、この家事室は大正解でした!

▶︎コンドミニアムのような収納力のあるキッチン。常に片付いた印象になるよう、リビングダイニングから見える場所はスッキリと。キッチンの奥には、キッチン家電や学校からの配布物などを貼るスペース、パントリーがあります。
▶︎家事室にある、洗い場用のシンク。汚れたシューズなどもここで洗う事ができる。
▶︎家事室への入り口。鮮やかなイエローの壁にもバー型の収納が。ちょっとした工夫が凝らされている。
▶︎珍しい縦型のバスルーム。以外と使いやすいそう。日差しが入るのも、いい。
▶︎トイレの壁はバイカラーで。ステンドグラスから柔らかな光が入りつつも、プライバシーは保たれている。

みんな自由に!家族が集まるリビング空間

—12年間の家に対する想いが詰まったリノベーションでS様のご希望がいろいろ叶えられて本当に嬉しい限りです!先ほど「リビングを中心にした暮らし」というキーワードが出てきましたが、きっと物で溢れていない事もリビングが居心地よい理由の1つなんでしょうね。

S様:疲れて帰って来た時に部屋に物が散乱している状況を目撃するだけでまた疲れちゃいますから、リビングがスッキリしているのは重要ですね。寝室横の窪んだスペースを設けてTVスペースとしてもらったところは子供部屋のように散らかっていることもありますけど、リビング入った時に見えないというのは良かったです。

—そういえば、S様のリビングの家具レイアウトは一般的な考え方とは少し違うような気がします。普通でしたらTVに向かってソファを配置したりするのですが、S様のリビングではソファはキッチン側を向いていますね。

S様:そうですか?TVが嫌いなので昔からそのように考えたことがなかったです。寝る時と勉強の時以外はみんなリビングで過ごすので、子供達用にTVを置いていますが昔からリビングにTVが出てくるのが嫌なので見えない所にTVが置けるように計画してもらいました。

—それがお子様達にとっての居場所になっているわけですね!リビングのなかにいろいろな居場所がある感じになっていて家族それぞれが自由にリビングで過ごせるベースになっているんだと思います。キッチンもオープンキッチンなので、リビングとの一体感がありますし。

S様:キッチンの使い勝手もいいですよ。ピザやパンなどみんなで作業をすることもありますけど邪魔にならなくて、ワイワイ楽しくやってます。この前は人を招いて10人くらいで餃子を作ったんですが、調理実習みたいに作業できましたね。

—いいですね〜!ぜひ演奏会もやってもらいたいですね。アトリエやルーフバルコニーを食事のスペースにして、リビングで演奏会をするなんてこともできそうです!

S様:いいですね。外のことが落ち着いたらぜひやりたいですね。

—これからのS様の生活がどうなっていくのかとても楽しみです。ありがとうございました。

▶︎話題の中に出てきたテレビ。リビングの奥まった場所に配置されています。

 

↓ S様邸@多摩川の画像をまとめてご覧になりたい方はこちらから(Pinterestのサイトへ移動します。)

Before After 平面図

設計者 岡野より

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設計ヒアリングの時からいろいろな考えをお持ちだったS様。雑誌の切り抜きやキーワードなどからその思いをお伺いしたときに感じたことは、一般的な既成概念がないということでした。47㎡のお部屋に家族4人で12年間住まわれたなかで築き上げてきた生活スタイル、そして家族同士の接し方やそれぞれの暮らし方など、S様のライフスタイルはしっかり確立されていて、それに見合ったオリジナルの生活空間を求められていたのだと思います。広い家事室、陽がふり注ぐ明るいアトリエ、最小スペースの脱衣室、細長い浴室、廊下の手洗いなどなど、どれもS様の生活にはすごくマッチしていて、まるでソフト面をかたどってハード面を構成させたような気もするくらいです。インタビュー中に出てきた3つのキーワード「広い玄関」「孤立する部屋を作らない」「コンドミニアムのような暮らし」のように設計初期の段階から“自分達にとって”生活の場に必要なモノやコトが明確になっていたからこそ、S様にとっての理想の住まいを実現できたのだと思います。そのお手伝いができたことは嬉しい限りです。

MEDIA

relife+ Vol.17
「リノベだから叶った!希望の立地と理想のインテリア」 に掲載されました!

S様邸ができあがるまで

  • 8.25 現地調査

    行ってみると、開放感溢れるルーフバルコニー付きのヴィンテージマンションでした。

  • 10.8 調査解体

    設計途中でまずは調査用に一部解体を行いました。

  • 2.3 スケルトンになりました

    約1週間ですっぴんの空間に。改めて現地を確認。ここから、改めて設計を。

  • 2.13 骨組み製作中

    壁の骨格ができてきました。

  • 3.1 壁ができてきました

    S様と一緒に現場を確認。

  • 3.6 バスタブが入った!

    特殊な細長いバスルームのS様邸。バスタブの搬入も完了。

  • 3.23 フローリング

    きれいなヘリンボーン張りのフローリング。

  • 3.29 引き渡し

    室内窓が付いたバスルームも完成!既にグリーンが飾られていました。

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