住居者構成 : 二人暮らし

面積 : 40〜60㎡

家族がコンパクトに暮らす家

ふたりの、はじまり

— 自分たちが住みやすい家をつくろう ー

出張も多く多忙な日々を過ごすG様。賃貸マンションが手狭に感じ、3歳の娘さんとの暮らしをより快適にするために中古マンションを買って、リノベーションをすることを選びました。いつもお子様の様子を見守れるようにとリクエストされた家は、効率的な生活導線を重視しながらも、のんびりと過ごせるコーナーもたくさん。どのようなことに気を配りながら家づくりをされたのかを伺いました。

Profile
G様邸@新御徒町
30代女性+お子様の2人家族/47.79㎡/リノベーション費約1000万円(設計費、施主支給品含む)/2018年12月竣工

BEFORE→AFTERの平面図はこちらでご覧頂けます。

産休後タイミングよく連絡があり家探しを再開

リビングダイニングキッチン

今、娘さんは3歳。ご出産前にも一度EcoDecoを訪れてくださいましたよね。

G様:リノベをしようとWEB上でいろいろと調べている時に、偶然EcoDecoのホームページを見て「押しつけがましくないない感じがいいな」と思ったのがきっかけです(笑)。まずはリノベセミナーに参加して、そのまま相談をしたのがはじまりでした。

セミナーに参加された印象はいかがでしたか?

G様:ホームページを読み込んでから参加したのである程度理解はしていましたが、直接聞くことでより納得できましたし、具体的な事例を出しながら説明してくださったので、リノベに対するイメージも湧いてきました。「産休に入るとローンを組むのも難しいかもしれません」と銀行の方から説明を受けたのもあって、慌てて探すのはやめました。ただ「将来的にお考えなのであれば、実際のお部屋を参考に内見をしてみてお部屋の広さの感じや物件の様子など、判断基準をクリアにしておきませんか?」と提案いただいて、実際にいくつか内見をしました。その後産休に入り物件探しもストップしていました。

ご出産後、どのタイミングで物件探しを再開されたのですか?

G様:復職して1年くらい経った時だったかな。当時は両国にある1LDKのマンションに住んでいたのですが、娘が少しずつ動き回るようになって、手狭に感じ始めていた頃でした。そんな時に、以前一緒に内見を回っていた小林さんからタイミングよくメールをいただいて「実はやっぱりもう一度家を探すかどうか考えているところなんです」とお返事をしたことで、具体的に進み始めました。

自分たちの住みやすい家をつくろう

小上がりとダイニングキッチン

▷玄関から続く廊下にはコート掛け。その先の扉はウォークインクローゼットになっています。

そうだったのですね。物件探しのテーマはありましたか?

G様:2列型のキッチンを作りたかったのと、できれば50㎡くらいあって2LDKくらいの間取りにできるマンションがいいなと考えていました。あとは、出張で家を空ける時には両親にサポートしてもらっているので、実家へのアクセスの良さも考慮しました。

結果的には50㎡よりも少しコンパクトなお部屋ですが、決め手は?

G様:単刀直入に言うと、想定よりも安かったことが一番の理由です(笑)。さらに駅チカで実家にも近くて、職場へも自転車通勤圏内で立地もよかったので。小林さんと内見をした時にいろいろとシミュレーションをして、寝室を最小限にすればリビングも広くできそうでしたし、ここにしようと決めました。

小林さんはこの物件を見てどんな印象でしたか?

小林:内見時にユニットバスの上に通常ありえないくらいの大きなスペースがあったことに驚きました。これだけあれば、かなり天井を上げられそうだと思いながらも、あまりに高くて図面を見るまでは半信半疑で(笑)。ここまで高さのある物件は珍しいですね。おかげでロフト状のスペースも造ることができましたし、エリアもご希望に沿っていて、本当にこの物件が見つかってよかったなと思います。

どこにいてもお子さんの様子がわかる間取り

ダイニングキッチンとホワイトボード

家づくりではどんなことをリクエストされましたか?

G様:キッチンとリビングがつながっていて、娘の遊んでいる様子が見えるようお願いしました。リノベーションをしようと思ったのは、DIYが好きだからとかではなく、新築マンションだと希望の間取りがなかったからでした。たとえば、キッチンがリビングや子供部屋から離れていると、娘が一人で遊ぶことになるので、さみしくならないような、私と娘にとって住みやすい家を作りたいと思いました。あとは、EcoDecoさんの事例紹介で見て、床下にたくさん収納もできる畳の小上がりもほしいなと思っていましたね。

たしかに壁や扉が少ないのでキッチンからほぼ全体が見渡せます。

ロフト

▷ロフトの階段はお子さんにとっては高めの段差ですが、元気に上っていました。

ロフト

▷ロフトの下はベッドスペース。かがんで入る高さで、篭り感があって落ち着く。

寝室のつくりもユニークですね。

G様:できるだけLDKを広く取りたくて「寝室は最小限のスペースで、狭くてもいいです」と伝えていたので、ドラえもんの押入れのような、カプセルホテルのような寝室になりました(笑)。IKEAのダブルベッドのマットレスがぴったりと収まるサイズに作ってあります。

安心感があって寝心地も良さそうです。ロフトはどのように使っていますか?

G様:将来は子供部屋にと考えていますが、今は友人が来た時にここで子供たちが遊んだり、季節家電などを収納したりしています。

ご友人による楽しいサニタリールームの壁画

サニタリールームの壁画

他にリクエストされたことはありますか?

G様:基本的にはお任せでしたが、白くてきれいな感じよりは、味があって経年変化を楽しめるような雰囲気が希望でした。ディテールでリクエストしたのは、他の方の事例紹介で見たヒースセラミックのタイルを使うことと、黒板みたいに水性のマーカーで書いて消せる壁を作ることでした。

お子さんの落書き用としてですか?

G様:そうですね、小上がりのところの壁に作りました。塗装はDIYをしたんです。緑色のペンキを塗った上から、描いても消せるコーティング材の塗装をしました。

トイレ

▷まるで飲食店のトイレのような雰囲気。また、脱衣室、洗濯機置き場と一緒の空間にあるので、広々としているんです。

洗濯機置き場の壁画

▷洗濯機の横から、ちょっと顔を出しているのはご実家の愛犬。遊び心のある空間で、いるだけで楽しくなります。

DIYは積極的にされたのですか?

G様:キッチンのタイルは小林さんたちに手伝ってもらいながら2日かけて貼りました。サニタリースペースの床と壁も自分でグリーンに塗りました。グリーンが好きで、このタイルも青緑っぽい色が気に入って。

サニタリールーム、壁のイラストがかわいいですね。

G様:イラストレーターの友達に書いてもらったんです。昔アルバイトで壁画を描いていたので「ちょっとやってみてよ!」って(笑)。

お引き渡し後に書きに来てもらったんですか?

G様:はい。床と壁のベース色は自分で塗って、その上から自由に描いてもらいました。洗濯機の足元には実家の犬の似顔絵があったり、その周りからは泡が出ていたり。上のほうには猫がいたり。トイレの周りは海があったり、ちょっとジャングルのような雰囲気で猿がいたり。

すごく楽しくて素敵です!

G様:これなら子供がトイレでさみしくならないですよね。今日の撮影には間に合わなかったのですが、ダイニングテーブルの上の照明は、ガラス工芸をしている友達にシェードを作ってもらっている最中です。愛媛に住んでいてガラス工房をやっているんですが、家の写真を見せて「この家に合う感じで」とリクエストしました。どんな風に出来上がるかは芸術家を信じて(笑)。

機能的なキッチンで効率よくお料理

カウンターキッチン

見られなくて残念!素敵なお友達がたくさんいらっしゃるんですね。ご自宅でお気に入りの場所はどこですか?

G様:キッチンは小林さんに随分考えていただいたので気に入っています。2列であること以外にリクエストしたのはビルトインのオーブンですかね。以前は電子オーブンを使っていたのですが、立ち上がりがあまり良くないのでリノベを機にガスオーブンにしました。料理が得意で大好きというわけではないからこそ、機能的な道具や時短家電の力を借りたほうが楽しんでやれるかなと。

なるほど。シンクが2つあるのはちょっと珍しいですね。

G様:イギリスに留学していた時に住んでいた寮が2層式で便利だったのでIKEAで買いました。当時の寮は、1フロア5部屋に対して共同キッチンがあったのですが、片方のシンクに汚れた食器が入っていても、もう片方はきれいに使えるんですよね。食器洗い用と野菜を洗う用とで分けても使えますし何かと便利です。天板には防水性の高いモールテックスという塗装をしてもらいました。

収納にも椅子にもなる多用途な小上がり

小上がりのデスクスペース

▷棚のほとんどはオープンタイプ。高い天井付近まで棚を設け収納力も抜群。

ふだんの食事はカウンターに並んで食べることが多いですか?

G様:そうですね。小上がりに腰を掛けてもちょうどいい高さになるので、友人が遊びに来た時には、ベンチやスツールも使って、カウンターを囲むように座ることも可能です。

小林:小上がりの腰掛け、お子さんには少し高いかなと思いましたが、膝立ちになるといい高さですね。こうして自然と使ってくださっている様子を見ると「考えてよかった!」とうれしいです。

G様:友人の子供たちが遊びに来ると、家のあちこちにいろいろな段差があるので、登ったり降りたりをずっと繰り返して遊んでいて、ここが公園みたいになっています(笑)。

小上がりの奥のスペースはお子さんの勉強机ですか?

G様:ええ、もう少し大きくなったらここで勉強もできるかなと。カウンターにも配線をしているので、私はカウンターでパソコンを開いて仕事をして、子供はTVを見て、という感じでめいめいに過ごすこともあります。

生活動線に無駄のないLDKと水周り

小上がりとキッチン

ご希望どおり目の届く範囲にいながらさまざまに過ごせるスペースがありますね。ここに引っ越しをされて暮らしは変わりましたか?

G様:「帰ったらまずどこに荷物を置くか」「朝はどれくらい時間があって何をするか」と、小林さんが1日の生活導線を丁寧にヒアリングしたうえでプランを提案してくださったので、無駄な動きはなくなった気がします。

1日の生活動線というのはどういう流れだったんですか?

G様:平日の朝は、私が先に起きて入浴をして、娘を起こして、朝食や保育園に行く準備をしたりカウンターで一緒に食事をして、娘はリビングの床暖房のあるリビングでゴロゴロしたり、洗面台で歯を磨いたり、という流れです。職場が近いので、保育園に娘を送ったら、そのまま自転車で出勤することもあります。

洗面台

▷サニタリースペースから出した洗面台は歯磨きをするお子様を見守りやすく、使い勝手も良好。

玄関のシュークローゼット

▷玄関は広く設け、シュークローゼットを作った。かさばるベビーカーやスーツケースはここに収納。

LDKでほぼ完結するので行ったり来たりが少ないんですね。

G様:そうなんです。以前の家は部屋が分かれていたので、リビングとキッチンを何度も往復したり、トイレが扉の先の先、と無駄な動きが多かったです。

小林:平日の夜は、帰宅されたら夕食を作って、お子さんと一緒にごはんを食べて寝るという流れだと思うのですが、くつろぐのは床暖房にしたリビングスペースですか?

G様:そうですね。夜は、リビングの床に座ってちゃぶ台に寄りかかって、晩酌をしながらまったり過ごすこともあります。ただ、出張も多くて平日は忙しく過ごしていることがほとんどで、子供とゆっくり過ごすのは土日になっちゃいますね。そうそう、土日の過ごし方も変わりました。以前の家はリビングも広くなくて物も多かったので、あまり人を呼ばなかったですが、今は友達を招いてごはんを食べることも増えました。大人も子供もみんなが好きにダラダラしてくれています。

インナーサッシ×床暖房で真冬もエアコンいらず

インナーサッシ

バルコニーのインナーサッシは新たに取り付けたのですか?

G様:前の家主さんが「外の音がうるさいから付けたほうがいいよ」と強く勧めてくださったので防音対策として付けました。大通りに面しているので、明け方に大型車両が通ることも多くて、付けてよかったですね。暖かさも全然違いますし。

小林:暮らしの中心はキッチンと床暖房のあるあたりでしょうか?

G様:はい、冬は暖かいところにいたくなっちゃいますね(※取材は1月上旬)。前の家から持ってきたエアコンは4畳用の最小出力のものですが、インナーサッシの効果もあって全然寒くないです。

床暖房はG様のリクエストですか?

G様:床暖房を付けている友達から「冬でも暖房をつけないよ」という話を聞いてリクエストしました。もともとはリサイクル材のような質感の床材を希望していましたが、床暖房にすると素材が限定されてしまうので、そこはあきらめた部分ではありました。でも、床暖房とインナーサッシのダブル効果で本当に暖かいですし、やってよかったことのひとつです。

今後はどんな風にしていきたいですか?

G様:今は気に入っているのでここでの暮らしを楽しみたいですが、ずっと住み続けるかのか、売るなり貸すなりして住み替えるのか、人生何があるかわかりませんからね。ただ、この間取りを他の人が気に入ってくれるかどうか(笑)。

小林:お客様は選ぶかもしれませんが、好きな人にはすごく刺さりそうですよね。

G様:おもしろがってくれる人はいるかもしれませんね!

まとめ

LDK全体

ダイニング、ロフト、小上がりとあちこちに移動させていただきながら娘さんも交えての取材。朝から元気いっぱいの娘さんは、スティッククリーナーを片手に撮影チームのアシスタントをしたり、いつのまにか私たちの会話に溶け込んでいたりと、終始キュートな姿で場を盛り上げてくれ、スタッフ一同とりこになってしまいました。お二人の仲睦まじい暮らしぶりが垣間見えて、とてもうれしく癒されたひとときでした。

— Before After 平面図

“Mtei_zumen

担当者コメント

kobayasshi270

本当にお忙しい中、ご相談にお越しいただいていました。お忙しい方だからこそ、一日の中の多くの時間を占める仕事と家の中での時間により多く配分できるような住まいを、不動産とリノベーションの両面からご提案させていただきたいなと思っていました。

そんな中、家ー保育園ー職場を自転車で行き来できる物件が本当に良いタイミングで出てきたのですが、ただ一点、面積的にご要望よりやや狭かった点はお客様も私も気がかりでした。その点は高い天井高の物件であったからこそ実現できた二つの工夫、
1.立体的に機能を重ねて平面上のスペースを節約する(床をあげ収納を仕込んだりロフトを作ったり)
2.圧迫感を減らすため要素の数を減らしできるだけ大きな空間の塊とする。(キッチンを低くしダイニングと兼ねてしまう)
をして、狭さを感じにくいような間取りにして解決することとなりましたが、本来住まいの不可分の要素、物件とリノベーションという側面を、一人の担当者が併せてご提案させていただけるEcoDecoの強みを活かせたのではないかと考えています。

暮らしを彩るワンシーン

  • ウォールアート

    DIYで仕上げたトイレ&脱衣室の壁は、ご友人に依頼したというアートで彩られていました。わんちゃんはご実家で飼っていた愛犬。

  • ヒースセラミックスのタイル

    キッチンのタイルは、サンフランシスコの陶器メーカー「Heath Ceramics」。パッと目を引く美しい色と手焼きならではの味わいがあります。

  • ラーチ材のフローリング

    フローリングは床暖房対応の三層構造のものを採用しました。壁に使っているラーチ合板とも合います。

  • モルタライク

    キッチンカウンターの天板は、モルタライクを使いました。

  • ホワイトボード塗装

    小上がりスペースには、ホワイトボード塗装を施した壁。取材中にも、お子さんが自由に絵を描いていた、楽しい場所。

  • デスクスペース

    小上がりに腰掛けながら使えるデスクスペース。足元でお子さんが遊んでいて可愛かったです。上部は収納になっています。

  • 小上がり下の収納

    小上がりの下は、細かいものから大きなものまで入る収納になっていました。

  • ロフトは遊び場

    階段の先にあるロフトは、お子さんの遊び場であり、収納でもある場所。

  • 洗面台はオープンに

    洗面台は、玄関とリビングの間に設置。使いやすいオープンな場所です。シンクは実験用のもの、水栓は使いやすいレバー。

  • ところどころに収納を

    梁に沿うように吊り戸棚を造作。本や細々としたものを収納されていました。

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