並べて比較、新築と中古マンションの購入+リノベーション

マンションのご購入を検討した場合、新築に中古あるいはリノベーションもと選択肢がいくつかあります。内装の様子などはネットや雑誌や現地などでみることができるのでイメージを持っている方も多いかと思うのですが、一方で費用のことを調べようと思うと、新築は新築ばかり集めたメディア、リノベーションはリノベーションばかり集めたメディアと別れてしまっている傾向があります。ここではそれぞれの選択肢を考えた際のお金の部分の具体的な差についてをまとめてみました。

#この記事は、2017年に作成した内容の情報を2021年10月に更新したものです。

新築・中古マンションの購入、それぞれどんな費用がかかるのか

新築と中古マンションを購入+リノベーションすることにかかる費用は整理して見るとそれほど種類自体が多くは変わりません。大まかな分類を以下に並べてみました。

グループA.不動産の取得に付随する費用

物件価格
諸費用
※諸費用とは、物件の登記費用や仲介手数料などで詳しくはこれだけわかれば大丈夫!リノベ費用+αの諸費用一覧で内容をご説明させていただきます。

グループB.リノベーションに付随する費用

リノベーション費用(工事費・設計費など各社呼び方は様々です。新築の場合はもちろんここに費用はかかりません。)

グループC.住まいを整えるのに必要な費用

家具・家電の購入費用(必要であれば)、引っ越し費用など

上記が住まいの取得に必要な費用の分類です。

不動産の取得に関する費用の一覧

ポイント:中古の物件価格の安さはもちろんですが、リノベーション費用や諸費用にも注意

物件価格についてはエリアや駅からの近さ、物件の広さなど様々な属性で変化するマンションの価格を、比較しやすくするために㎡あたりの単価(㎡/万円)を調査しました。首都圏の県ごとの違いも出してみたましたので、物件をお探しの地域の参考にしてみてください。やはり物件価格が最も大きな差を生んでいますが、諸費用の新築・中古に仲介手数料((物件価格の3%+6万円)×消費税)の有無にもご注意ください。

新築・中古マンションの購入の費用の違い一覧
新築 中古物件(リフォーム済み物件も含む) 中古+リノベーション
費用感の比較
東京都区部の物件(万円/㎡) 122.1 83.8 物件価格+17-21万円/㎡ほどのリノベーション費用が必要
神奈川県の物件(万円/㎡) 81.8 45.2
埼玉県の物件(万円/㎡) 66.6 33.3
千葉県の物件(万円/㎡) 61.3 29.7
諸費用  ○  △
仲介手数料が不要の場合が多い 仲介手数料が不要の場合がある 仲介手数料が必要

東京都区部70㎡の物件の想定ケース

ポイント:新築と中古マンションの購入+リノベーションの費用差の目安は1,170万円ほど

物件自体では約2,681万円の差額

東京都区部のケースで見てみると新築と中古の㎡あたりの価格の差は約38.3万円/㎡ほど。70㎡のお部屋だと仮定すると、2,681万円の価格差があることとなります。

リノベーション費用の目安は1190万円〜

一方でEcoDecoのお客さまがかけられるリノベーション費用の目安は17-21万円/㎡。同じ広さの仮定でリノベーション費用は1190万円〜となります。もちろんこの数字は平均ですので、メリハリを効かせてもっと費用を抑えたお客様やせっかくのリノベーションなので、細部までこだわって㎡あたり20万円を超えるお客様も多いです。詳しくは、お得にリノベーションをするために費用感をつかもうもご覧ください。

諸費用の内、差額の大きい仲介手数料をみてみる

仲介手数料を概算で算出して見ると東京都内70㎡で㎡単価83.8万円/㎡の物件価格の場合、約182万円となります。以下の表にまとめてしましたが、こうして並べて見ると新築とリノベーションの価格差は、約1,170万円ほどというのが目安の様です。

新築と中古の費用の差(東京都区部70㎡の物件を想定)
物件(万円) リノベーション費用(万円) 諸費用の内、仲介手数料(万円)
新築 8,547 なし ない場合が多い※ただし
中古物件+リノベーション 5,866 1,330(㎡あたり19万円を想定) 182
差額 2,681  -1,330  -182

1,170万円の差額をどう考えるか

この1,170万円という差額、大きな金額ですがお客様の住まいに対するお考えがとてもよく現れるところです。

+1,170万円なのであれば、劇的に安いわけじゃない。より長く価値を保つであろう新築の方がいい

という方もいれば

-1,170万円だし、自分たちの好みの内装で暮らせるならリノベーションの方がいい

はたまた

-2000万円であれば、リフォーム済の中古マンションの方が一番お得!

(リフォーム後に市場に出てくる物件は工事費分を価格に上乗せ、相場より高めに売りに出されるケースがほとんどですのでその点はご注意ください!)

という考えも、どれも正しくお客様が何を大切にされるかにかかっています。

お客様によってはこの1,170万円という差額を、その分より便利なエリアを望まれたり、広い物件を検討されたり、仕様のアップグレードに使われたり、将来の備えにとっておいたり、ご自身の本当に必要なところにご自身の意思で配分できるところが、実はリノベーションの一番の魅力だとEcoDecoは考えています。

たくさんの中から選べるメリットー流通量の差にもご注意ください

ポイント:新築マンションの供給量は中古マンションの流通量の約6分の1

またご検討いただく際には、「買おう」と思ったタイミングで理想の物件が市場に出ているかも重要です。新築物件の供給量は減少傾向にあり、いい物件との出会いは相対的に限定されることとなります。

新築物件の供給量と中古物件の流通量の比較(共に2020年度首都圏のデータ)
新築マンションの供給量(戸) 中古マンションの流通量(戸)
29,032  170,388

新築マンションについての参照元
(株)不動産経済研究所 首都圏マンション市場動向2020年4月〜2021年3月

中古マンションについての参照元
公益財団法人不動産東日本不動産流通機構
首都圏地域別の中古マンション成約件数・㎡単価より2020年4〜2021年3月

まとめ

ポイントを整理してみると、

ご要望にあった新築の物件が売りに出されている、または売り出されるのを待つ時間的余裕があるかどうか
新築と中古の購入+リノベーションの差額も考えてどちらかの方により好ましい属性が多いかどうか

EcoDecoはリノベーション会社ですが、全ての方に「中古マンションを買ってリノベーションすることが最適である」とは考えていません。ご自身の住まいづくりをお考えいただき様々な選択肢をご検討ください。リノベーションが得意とする「好みのデザインの内装で日常の時間を過ごす」というのは何よりも変えがたい価値だとお考えいただける方は、ぜひEcoDecoのみならずリノベーションでの住まいづくりを検討してみてください。

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