#003.こどもの巣立ちを念頭においた大人夫婦のリノベをして【販売終了】

1Fで直射日光が届きにくい物件の場合は、窓際以外は部屋の中心が暗くなりがちですよね。今回は専用庭とバルコニーの2面に開口があって良かったです！出来るだけ入ってくる光を部屋に取り込む工夫としては、壁の色を出来るだけ白くしたり、室内窓やガラス入りのドアで真ん中の部屋や廊下に光を取り込んだりが考えられますね。

それに加えて、今回は、玄関土間横の子ども部屋の角をアールにすることで、玄関横の窓からの採光を廊下の方に回り込ませ拡散することを狙ってみようと思います。この事例のようなイメージですね。

作ってきましたよ。お子さんによって、静かな環境で勉強したい子もいれば、多少人の気配や物音がある方が集中しやすい、という子もいると思うので、子ども部屋のつくり方はお子さんの希望やタイプによって様々というのは前提として、今回は子供部屋の土間側に室内窓を設け、リビング側と動線が繋がるWTCを設けてみました。

室内窓の内側にロールスクリーン やブラインドをつけておけば、集中したいときは閉じたり、開けて採光換気をすることもできます。
WTCは子供部屋側とリビング側の入口を引き戸にすることで、適度に距離感を保ちつつ繋がれるかなと。

これはご夫婦別寝を想定したベッドスペースです。ご夫婦で寝室が一緒がいい派と別々がいい派がいますよね。生活リズムが違うとかいびきが気になって、など、いろんな理由があると思いますが。

個室を3つにしてしまうのは将来子供部屋が不要になることを考えると勿体無い気もするので、一人は寝室、もう一人はリビングの一角に畳の小上がりを作ってそこにお布団を敷いて別々に寝るスタイルはいかがでしょうか？

小上がりの押入れ(奥行きの深いクローゼット)にお布団はしまって、来客時にくつろいでもらったり、畳の下を収納にしたり、ゴロゴロしたり、フルオープンな小上がりはちょっとという場合は、カーテンや障子を入れて開き加減を調整することもできます。

あとは、夫婦二人暮らしを長い目で見て、高齢になった時のことを考えると、扉は開き戸よりも引き戸の方がおすすめです。また、廊下や脱衣所なども幅をギリギリではなく、広めに作っておくと将来手すりを付けたり、車椅子になったときにも対応しやすいです。

脱衣所にあった洗面台は廊下に出しています。誰かがお風呂に入っていても洗面台を使えますし、帰宅後やトイレ後にすぐ手が洗えます。オープンな洗面台なので、きれいに保とうと意識ができるというメリットもあるかも笑

やっぱり気づきましたか？広くしたプランもあります。将来WTCの収納の一部を潰してトイレを拡張し車椅子が入れるサイズにすることもできると思います。

お子さんが高校2年生なので、早くて1年、大学までいたとして5年、、ご夫婦2人で過ごす年数の方が長くなると思うので、フルリノベをするこのタイミングからその変化に対応しやすいつくりにしておき、必要に応じてプチリノベを追加するという計画がいいのではないでしょうか〜！